Voice of the heart

綴ってます

泣いたとて


朱い花が風に揺れるのを見て
泣いたのは昨日のこと



急に込みあげてきた想いに
戸惑って
慌てて雲を見上げた



私は知った
それは誤魔化して
眠らせておいた想いだと



泣いたとて
どうすることもできない



もう思い出だよと
片付けることも出来ない



今日も朱い花が風に揺れて
あっという間に散っていった

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