Voice of the heart

綴ってます

ある意味情熱


その手の中で持て余している感情を
握り潰して
硬く硬く固まったものを
こっちに投げるのはやめてくれ


どれだけの悲しみだか
悔しさだかを
こんこんと語るのもやめてくれ


ある意味それは情熱という


それだけのパワーがあるなら
何にでもなれて何でもできるだろうに


哀しいかな君は
活き活きと生きることより
死んだように生きている

約束は花筏のように


仄かに揺れる灯りと共に
あなたの声を待つ夜は
なぜかいつも雨が降る


きっと正しくはないけれど
それでいいんだと頷いた


甘い約束は脆いもの
いつの間にかあなたの中では
無かったことになっていく


私だけの約束は悲しく冷えて
それは花筏のように
美しい形のまま流れていく
誰にも届かないところまで