不安定の上に立っている
辛うじて立っている
真っ直ぐかどうかは分からない
立っているのがやっとの状態で
それでもなんとか立っている
一歩も進めずに
かと言って戻ることも出来ずに
不安定の上に
私は立っている
不安定の上に立っている
辛うじて立っている
真っ直ぐかどうかは分からない
立っているのがやっとの状態で
それでもなんとか立っている
一歩も進めずに
かと言って戻ることも出来ずに
不安定の上に
私は立っている
思うままに揺らめくままに
あなたに抱かれて夢を見る
昨日の蕾は花開くことなく
無残に枯れていったけれど
蕾が夢見ていたのは空の夢
私には分かるのきっとそう
その夢の続きを私が見るの
思うままに揺らめくままに
あなたに抱かれて夢を見る
私が好きだったのは
私を好きなあなた
そのことに気付いてしまって
不甲斐なく
不用意に傷ついている
その手の中で持て余している感情を
握り潰して
硬く硬く固まったものを
こっちに投げるのはやめてくれ
どれだけの悲しみだか
悔しさだかを
こんこんと語るのもやめてくれ
ある意味それは情熱という
それだけのパワーがあるなら
何にでもなれて何でもできるだろうに
哀しいかな君は
活き活きと生きることより
死んだように生きている
仄かに揺れる灯りと共に
あなたの声を待つ夜は
なぜかいつも雨が降る
きっと正しくはないけれど
それでいいんだと頷いた
甘い約束は脆いもの
いつの間にかあなたの中では
無かったことになっていく
私だけの約束は悲しく冷えて
それは花筏のように
美しい形のまま流れていく
誰にも届かないところまで