Voice of the heart

綴ってます

2020年3月のブログ記事

  • お前の心はどこにある

    だから何だよ 文句があるなら正面から来い 匿名でしか言えないなら 無言と一緒だ 誰かが言ってくれやしないかと 伺ってるだけなんだろ そうなんだろ 誰かが叩き始めたら その陰に隠れて 一緒になって叩きたいんだろ そうなんだろ 流行り廃りに振り回されて やけにカタカナ文字ばかり使いやがって お前の心は... 続きをみる

  • 灯りの消えた世界

    どうして私を残していくの あなたのいない世界で 何を灯りにしたらいいの 今は涙は流さない あなたに再び会った時 しっかり抱きしめてほしいから よく頑張ったねって 優しく抱きしめてほしいから いつまでも一緒にいられると 思っていた私を残して あなたは逝った

  • 浄化

    時々思い出して 時々泣くくらいでいい 時々思い出して 時々恋しくなるくらいでいい 時々思い出したら 時々後悔してほしい それで私の涙は浄化される

  • あの人の夢

    また見た夢は あの人の夢 何のドラマもない ただの食事風景 それでも私は幸せで 崩れた卵焼きに笑って 文句を言うあの人に ちょっとだけガッカリして だけど 美味しいって言ってくれたことに 泣きそうなほど嬉しくなって そこで目覚めた あぁ夢 夢だった また見た夢は あの人の夢 別れたのに恋しい あの... 続きをみる

  • 沈殿

    汚いものは全部沈んでく 重く重く沈んでく 触れたくないもの 忘れたいもの 見たくないもの どんよりと沈んでく そのうち濁った水さえ澄んでいく そして俄かに喜ぶ 何も消えちゃいない 沈んでるだけだ 全部全部沈んでるんだ 前よりもっと重くなって 前よりもっと汚くなって ただ沈んでいるだけ

  • 僕のための言葉

    君のために放った言葉が 僕を救うんだ 何度かそんなことがあって 僕は 僕の言葉の重さを知った 優しさで言ったことでも 君は深く傷ついて 厳しく窘めたつもりが 君に深く感謝される そのたびに戸惑って 僕は 僕は言葉の責任を問うんだ 誰かのために放つ言葉が やがて 僕を救うのなら 確かなことでありたい... 続きをみる

  • 君がいない春

    青い空だね あの日と同じだよ ねぇ “いつか”っていつ来るんだろう 追いかけてるよ あの頃と同じだよ ねぇ 君は今、何をしているんだろう いつも通る道にある樹の 蕾が膨らんでいるんだ 君と見た桜だね あの春と同じだよ ねぇ 僕は今も“ここ”にいるよ

  • マカロン

    カラフルに響く笑い声 甘い彩りにときめく 帰り道の風の冷たささえ 君と一緒なら平気だった 淡い恋物語 永遠に続いてくと信じてた 殺風景な坂道 憧れは遠くの街 なにもかもが夢物語 君と一緒だから輝いた

  • だからそっと

    一生懸命伝えてきたけれど 何も伝わってはいなかったのだと 貴方を見てたら思ってしまった だから、さよなら 最後に何も言うことはない そっと、さよなら ひと時でも側にいられて 嬉しかったとだけ言っておくけど それも伝わってはいないのだろう これで、さよなら

  • 沈丁花

    憶えている とてもよく憶えている お気に入りだったスカートの色 いつも不安だったこと 居場所がなくて 困っていたこと 居心地悪いまま 時間が過ぎるのを待ってたこと そんなとき 沈丁花の花が優しかったこと あの子の笑顔に救われたこと いつか私も あの子のようになりたいと思ったこと 甘酸っぱい沈丁花の... 続きをみる

  • 決意表明

    こんなことになるくらいなら 最初から夢を見させないでよ 私が髪を切ったのは あなたとの思い出を切るため もうあなたとの夢は見ない その決意表明 私がドアを閉める前に あなたの最後の言葉を聞かせて それがあなたの決意表明 私はもう振り返らない 後ろ髪も引かれない

  • 能面みたいなお前にうんざりだ

    共感はいらない 同情ならもっといらない お前はお前の気持ちを言えよ 言えよ 言えよ ニコニコしているつもりのその顔 気持ち悪いんだよ 能面みたいな顔しやがって 頷くだけならどっかへ行けよ 行けよ 行けよ 嫌われたくないなら 好かれるだけの話をしてみろ 人の話聞いてるだけで お前はお前の意見もなく ... 続きをみる

  • 時が来れば

    心配しなくていいよ 時が来ればちゃんと花咲く 君が去っても 僕が忘れても 花は咲くんだよ 約束は必ず果たされる 涙を栄養にして 孤独に耐えて 花は咲くんだよ だから心配しなくていい

  • 雪桜

    最初に見た桜は 最後に見た雪の中で 君の後ろ姿と重なって 涙でぼやけた さよならは いつだって悲しくて 何かを伝えたいのに 何と言ったらいいのか わからないまま またこうして 悔やむことが増える 桜のように 雪のように さよならは いつだって淋しくて 最初に見た桜は 最後に見た雪の中で 君の後ろ姿... 続きをみる

  • 嘘と事実

    事実は 事実で 変えることはできないけれど 嘘だった言葉を 真実に変えることはできる 互いに傷ついた過去 求め合った日々 裏切りと 許しを繰り返して 結局は 何も残さなかったけれど 嫌いになったんじゃないって言葉 あれは嘘 誰よりも好きだったって言葉 それも嘘 もう今はそれでいいと思ってる

  • 愛が全て

    愛が欲しかった 愛が邪魔だった 愛が憧れだった 愛が惑わした 愛が遠かった 愛が疲れさせた 愛が全てだった

  • 水のように

    流れてく  流れてく 留まることなく  流れてく 悲しむ間もなく 思い悩む間もなく すべて僅かなこと 時が来たら花が咲くように 留まることなく  流れてく だから悲しまないで ただ流れてくだけだから

  • 有毒者

    君の傷口に触れた時から 僕も同じ毒に侵された 別に何も怖くはない 何度でも君に触れて 何度でも君にくちづける 僕らは同じ有毒者

  • いまでも、この先も

    欲しかったのは愛 それはいまでも 求めているのは愛 きっとこの先も

  • あなたに

    私の想いが届くのならば 他の誰にでもなく あなたに そして 尋ねることが出来るのならば ただ一つだけ あなたに 「愛していた」 「愛していた?」 それだけ言って 聞けたのならば あとは風になって消えていい

  • 月と風の夜

    忘れられない夜がある 月が傾いて 涙が流れた 風が凍って 優しい歌が流れた きっと永遠に 忘れられない 恋だの愛だの忘れても あの夜は忘れられない

  • 空箱に入っている幸せ

    空箱を振る私の癖を あなたは笑う そんなに振ったって なんにも出てこないよ あなたは笑う もしかしたらひとつ 残ってるかもしれないでしょ と私は言う 貧乏性だなって あなたはまた笑う 私が欲しいのは 残りのひとつではなくて あなたとのこうした幸せなひと時

  • 春の雨

    雨の音に呼び止められて そのまま立ち止まって 濡れていた 髪も肩も 足元も 濡れるままに任せていた 慰めが欲しかったわけじゃないけど 春が優しかったから そのまま立ち止まって 濡れていた 泣かせてくれた春の雨は 私に優しかった

  • ブラックライト

    仄暗い中で あなただけ光っていた 瞬く間に私は恋に落ち 瞬く間に夢中になった 賑やかな街を忘れて 静まり返る夜中を待った あなたが動くたびに 妖しく光っていた 耳元で囁かれた魔法 いつまでも醒めない魔法 優しい太陽を忘れ 冷たい月が笑う夜を待った 歌うあなた 踊る私 仄暗い中で あなただけ光っていた

  • ホワイトローズ

    花瓶を沢山並べても 鉢を沢山並べても 満足することはなくて あなたがあの日 選んだ薔薇を 私はずっと探している

  • 今もあなたに恋してる

    あなたが居ないから あなたが居た時より あなたのことを考えます 大好きな気持ちのままサヨナラ 季節が変わっても 私はあなたに恋してる あなたが居ないから あなたが居た時より あなたのことを考えます 恋が終わった今も

  • 涙が零れる前に

    今日流そうと思った涙を 明日に流す 明日になったら また同じように思う その繰り返しをしていたら いつのまにか泣かなくなって 泣かなくなった代わりに 優しい出来事が増えた だから明日は笑おう 明後日はもっと笑おう 涙が零れる前に 笑えばいい

  • 雲の昼寝

    ふんわり浮かんで 気楽に流されて 下界の騒動なんて どうでもよくって 今日も気ままに 風に流されて 我関せず うたた寝する

  • アナタの強さ

    あの時のアナタの強さが 優しさだと知ったのは ずっとずっと後のこと ううん 本当はわかっていたのかも だけど 私は怖かった 自分の愚かさを 目の前に突き付けられることが 逃げて隠れてやり過ごしても 自分自身からは逃げられないことを 私は学んだ あの時のアナタのように 今の私はなれたのかしら 憧れは... 続きをみる

  • 漂う

    何一つ あなたに届かなかった想いと それでも 細切れの思い出がある 私はいつまでも漂う あの深い深い夜の中を 明け方の夢の中を いつまでも  いつまでも      漂う

  • 滑稽な女

    彼以外にはいないと思う 彼じゃなきゃ駄目なの そう言って甘える私は この世で一番可愛い女だと思っていた 本当の愛も知らず 残念なだけだと知った 恋人のいる自分でいたかっただけ 彼以外でいいんだ 彼じゃなくてもいいんだ 私はこの世で一番 滑稽な女だと知った

  • 春はいつから

    花が咲いたら 春と言うのか 暖かい空気が流れたら 春と言うのか 日付が変わったら 春と言うのか 鶯が鳴いたら 春と言うのか 涙が零れなくなったら 春と言うのか あの人を忘れたら 春と言うのか いつから春なのか わからないまま 年月だけ流れる