プロローグ~秘密の泉~
静かな森の
その奥に
ひっそりとある
透明に澄んだ泉
誰も知らない
秘密の場所で
物語は始まる
ゆっくりと
そっと足音も立てず
息も押し殺して
静寂を守りながら
少しずつ泉に近付く
波紋さえも起こさぬように
指先だけで
その表面をなぞれば
たちまち空気は震え
神の怒りに触れ
楽園を追放される
それは序章
まだ愛を知らない二人の序章
陽が沈んで
目を閉じて
指を絡めて
唇から吐息が零れたら
一気に始まる物語
静かな森の
その奥の
誰も知らない
二人だけの
秘密の場所で
静かな森の
その奥に
ひっそりとある
透明に澄んだ泉
誰も知らない
秘密の場所で
物語は始まる
ゆっくりと
そっと足音も立てず
息も押し殺して
静寂を守りながら
少しずつ泉に近付く
波紋さえも起こさぬように
指先だけで
その表面をなぞれば
たちまち空気は震え
神の怒りに触れ
楽園を追放される
それは序章
まだ愛を知らない二人の序章
陽が沈んで
目を閉じて
指を絡めて
唇から吐息が零れたら
一気に始まる物語
静かな森の
その奥の
誰も知らない
二人だけの
秘密の場所で