Voice of the heart

綴ってます

夜明けのコーヒー


悲しみが追いつけないスピードで
この夜のうちに
出来るだけ遠く
知らない場所まで遠く
私を連れて逃げて



隣にはあなただけがいればいい



無駄に明るい街中を抜けて
古ぼけた自販機で買った缶コーヒー
なんだか温くて
それだけが思い出になればいい



泣いてる私は見ないでください



夜が終わる頃
知らない町の
知らない海辺に辿り着けたら



そこで初めてのキスをして



隣にはあなただけがいればいい

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