Voice of the heart

綴ってます

Clumsy knife


わざわざ傷つくことないのに
まるで生きている証拠を作るように
綺麗な心を隠すように



君はナイフを手にする



素直に泣けばいいのに
もっと怒ればいいのに
ナイフの矛先はいつだって自分へ向ける



斑な気持ちを隠す術など知らず
ビー玉と飴玉の区別も付かず
この歪んだ世界は君にどう映ってるの



一つのことを知るたびに
それ以上の大切な部分を削って
そして、
君はナイフを手に入れた



わざわざ傷つくことないのに
まるで生きている証拠を残すように
優しい心を消すように



君はナイフを手にする

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