Voice of the heart

綴ってます

三日月と芋虫と無二の私


自分の美しさを熟知している三日月は
いつだって上を向いている
そして見下している


自分の醜さを熟知している芋虫は
いつだって前を向いている
そして周りは見ない


私は三日月であって
芋虫でもあるから
時々上を向いて
時々周りは見ないで
そんな風でいい


それでも無二の私だから
時々は下を向いて
立ち止まったりして


そんな風でいい


他の誰でもない
無二の私だから

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