ドレープ
目覚めた途端に
背中から
また沼に引きずり込まれる
否、
自分から舞い戻ったのか
出逢う幻は
誰も貴方じゃない
もう逢えない
もう二度と逢えない
閉じた瞼から
滲み出る涙が冷たい
その涙が寝返るたびに
横に流れていく
逆さから見るカーテンのドレープは
海の波のようで
その美しさだけが
今の私慰めている
目覚めた途端に
背中から
また沼に引きずり込まれる
否、
自分から舞い戻ったのか
出逢う幻は
誰も貴方じゃない
もう逢えない
もう二度と逢えない
閉じた瞼から
滲み出る涙が冷たい
その涙が寝返るたびに
横に流れていく
逆さから見るカーテンのドレープは
海の波のようで
その美しさだけが
今の私慰めている