Voice of the heart

綴ってます

ドレープ


目覚めた途端に
背中から
また沼に引きずり込まれる


否、


自分から舞い戻ったのか


出逢う幻は
誰も貴方じゃない


もう逢えない


もう二度と逢えない


閉じた瞼から
滲み出る涙が冷たい


その涙が寝返るたびに
横に流れていく


逆さから見るカーテンのドレープは
海の波のようで
その美しさだけが
今の私慰めている

×

非ログインユーザーとして返信する