Voice of the heart

綴ってます

月と鉄塔


檸檬のような月が
黒い森の上に浮かんで
私はとても嬉しくて
あなたに見せてあげたくて
心の奥がじんわりして
なぜだか涙が流れました


檸檬のような月が
黒い森の上に浮かんで
遠くの町の鉄塔の赤いランプが
時々邪魔をしています
やきもち焼きな私のようで
なぜだか涙が流れました


こうして私は私を知って
益々あなたが恋しくなって
ちゃんと言えばよかったことが
後から後から溢れてきて


檸檬のような月に向かって
子供のように泣きました

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