絶望の底
後悔の波に呑まれて
沈んでいく
沈んでいく
息もできないままに
綺麗な景色だけが見たいのに
光さえ届かない底まで
沈んでいく
沈んでいく
涙も封じられたまま
殺された感情
頭の片隅に残っているのは
「こうなることは分かっていた」
分かっていながら進んだ道
自ら飛び込んだはず
溺れても繋いだ手は離れないと信じた
沈んでいく
沈んでいく
私ひとり
ひとりだけ
何を信じたのかさえ分からない
光が溢れていたあの光景は
ただの甘い幻想
「こうなることは分かっていた」
たどり着いた先がこの絶望の底