Voice of the heart

綴ってます

横顔


月を探していた昨夜は
流れるままの涙の跡も
美しく反射していた



秋の始まりの匂い


錆びたバス停


茂ったまま枯れていく雑草


都会の片隅


既に夏は終わっていた



思い出せるのは横顔の君だけ



冷たい雨に広げた傘は
流れるままの涙の跡を
静かに隠してくれた

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