Voice of the heart

綴ってます

秋茜


今年ままだ見ていない


季節が早いのか遅いのか分からない


それでも不思議と


その季節になると追うように探す


思い出はいつも赤くて


そのままの色に染まって飛ぶ


夕刻になればより一層と


懐かしさと切なさも極まって


戻れない日々をただ恋しく想う


幼い頃は高かった塀が


同じ場所同じ塀


こんなにも低かったなんてと改めて気づく


この塀にいっぱいの秋茜


今はどこに行ったの

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