Voice of the heart

綴ってます

赤いヒグラシ


ヒグラシが鳴く日暮れは


夕風が思い出を連れてくる


遠く響く子供たちの笑い声が


夏祭りの太鼓の音と共に


胸の奥の方でくすぐったくて


夏って赤いなと思った


夕焼けの赤


りんご飴の赤


花壇に並ぶサルビアの赤


あの子の髪に結ばれたリボンも赤かった


やがてゆっくりやって来る夜


静かに眠るヒグラシの


明日の命も真っ赤に燃える








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