Voice of the heart

綴ってます

笑う月


饒舌な月だった



つい、ほだされた



ゆっくりと


      ゆっくりと



溶けていく氷を見ながら



私は笑った


      月も笑った



指が触れ


その柔らかさと温かさに


泣きそうなほど安堵した

×

非ログインユーザーとして返信する