いつもどこかで諦めている
期待なんかしないほうがいいって
だってそのほうが楽だから
進む道には迷ってばかりで
逃げ道だけは用意してある
それでいいじゃん
そういうもんだよ
人生なんて
いつもどこかで諦めている
期待なんかしないほうがいいって
だってそのほうが楽だから
進む道には迷ってばかりで
逃げ道だけは用意してある
それでいいじゃん
そういうもんだよ
人生なんて
忘れるわけないのに
忘れられるわけないのに
忘れたふりしているのは
案外しんどい
頭の片隅
心の中心
どうしたってチクチクする
晴れた時
雨が降った時
泣きそうになった時
嬉しいことがあった時
真っ先に伝えたい人
今でもあなた
あなたの小さな溜息が
振動して私を不安にさせる
切り刻んだ今を風に飛ばして
私の憂鬱を消してしまいたい
闇に降る雨は見えないのに
確実に濡れていくように
平気だったはずなの心が
哀しく傷ついていく
「どうして」が湧いてくる
溜息が感染していく
憂鬱も同じように
溢れる想いはあるのに
無口なままの二人
雨の夜が深く延びていく
愛し方なんて知らないよね
だって愛されたことなんてないし
優しくないって言われたって
優しさに触れたことないからね
教えてよ
歪んだ世界ばかり見てたから
そりゃ歪んでるよね
自分は歪んでいるんだって
認知はしている
教えてよ
愛ってやつを
優しさってやつを
真っ直ぐな心で
真っ直ぐな世界を
誰か
教えてよ
逆撫でて
もっと
痛いくらいに
逆撫でて
愛でてほしい
時々抓って
爪の跡残して
証拠がほしい
あなたは
私のものじゃないから
見つめ合っても
そこに私はいないから
心に見合うだけの
傷をください