Voice of the heart

綴ってます

今でもあなた


忘れるわけないのに
忘れられるわけないのに
忘れたふりしているのは
案外しんどい


頭の片隅
心の中心
どうしたってチクチクする


晴れた時
雨が降った時
泣きそうになった時
嬉しいことがあった時
真っ先に伝えたい人


今でもあなた

無口な二人


あなたの小さな溜息が
振動して私を不安にさせる


切り刻んだ今を風に飛ばして
私の憂鬱を消してしまいたい


闇に降る雨は見えないのに
確実に濡れていくように
平気だったはずなの心が
哀しく傷ついていく


「どうして」が湧いてくる


溜息が感染していく
憂鬱も同じように


溢れる想いはあるのに
無口なままの二人


雨の夜が深く延びていく

教えてよ


愛し方なんて知らないよね
 だって愛されたことなんてないし


優しくないって言われたって
 優しさに触れたことないからね


教えてよ


歪んだ世界ばかり見てたから
 そりゃ歪んでるよね


自分は歪んでいるんだって
 認知はしている


教えてよ


愛ってやつを
 優しさってやつを


真っ直ぐな心で
 真っ直ぐな世界を


誰か


 教えてよ