祝杯
彼らの夢が叶う時には
僕と君で祝杯あげようって約束したね
もしも夢が消えても
僕は彼らを忘れないし
もちろん君はずっと一緒だと
漠然と信じていたんだ
毎日夜が来るのは当たり前で
君に会えるのも当たり前だった
素直で優しくて
抜群にセンスのいい君は
くすぐったいくらいとても可愛くて
本当に心から大好きだったよ
君が君の道を進む決断をした時も
たくさん泣いたけど
応援して送り出したよ
君には話していないけれど
僕は朝日と毛虫が苦手で
それは今も相変わらずさ
彼らの夢が叶う時には
僕と君で祝杯あげようって約束したから
安物のシャンパングラス買ってきたよ
サイダーの綺麗な泡が弾けるよ
ねぇ、君
元気でいるかい