2019年3月のブログ記事
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春に降る雪は 涙よりも冷たくて 膨らんだ蕾も凍える 咲いたのは涙の花 色を無くして 心も失くした それはあの日の あなたの あの言葉から 春だというのに 雪が降る 涙よりももっと 冷たい雪が降る
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プリンが好き でもカラメルは嫌い たったそれだけの会話なのに なんであの時 あんなに笑えたんだろう 無邪気な季節 雨が降っても 風が強くても 一緒にいるから それだけで素敵な毎日だった そうこれからも そんな毎日が続くと思っていたのに 君の嫌いなカラメルの色は セピア色だった
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もう 連絡するのはやめにしよう って 何度思ったことか 早く 新しい出会いを探そう って 何度思ったことか なのに あなたのアドレスさえ 消せないでいる もしかしたら 待っててくれるかも って そんな 淡い期待 消せないでいる
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好きになってくれなんて言わない ただ一つ 嫌わないでほしい 静かな想いを否定しないでほしい そっと跡形もなく消えるまで この想いを許してほしい
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急に広くなったね そのせいかな 部屋が寒いよ 何一つ動かしてないのに まるで違う世界だよ
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最後に食べたのはうどん ふたり向き合って やっぱり美味しいねって笑って それが幸せで 豪華なお店でも 高級な食事でもなく 安いけど美味しいうどん それが幸せだって知っている ふたりだから きっともう私 ひとりでは行かない あれが最後のうどん
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やさしい色のこんぺいとう 手のひらで転がした 甘い味が思い出させてくれる まぶしい光の中の 君の笑い声 だから大丈夫 ずっと愛してる
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君が好き 言えないまま 思いは変わらず 寧ろ増すばかり 何度目の春だろう 名も知らぬ花 今年もまた同じ場所で咲く
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独りで食べる冷や飯は ちゃんと味がした 塩味の いつまでも呑み込めず 哀しみとともに噛みしめ続けてる
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これからは 毎日泣いて暮らすわ 何も食べず 何も飲まず 何も言わず 何も聴かず ただ泣いて暮らすわ だって貴方が居ないんだもの
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どうしようもなく不安でいても 今日も平気なふりして歩く きっと明日も 今日と同じ顔してる 帰りたい場所さえなくて どこへ行けばいいかもわからず だけど 平気なふりして歩く きっと明日も
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跡形もなく消えていった 君の髪にも肩にも残らずに 冷たさも一瞬で消えて だけど あの白の結晶は恋の思い出 君と歩いた街も白かった
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人工的な光には興味がないよ と君は言った 確かにね それはそうかもね と僕も思った だけど あの時二人一緒に見た光は 本当に美しくて ただ綺麗としか言えなかったけど それだけじゃなかったんだ 僕はあの時 あの光と 君の横顔を見ていた その向こうの風景も
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もう触れることもできないのなら いっそ消してください なにもかも なにもかも それで全て終わるとは思わないけど 少しだけ眠れるのならば それでいい それでいい 気が狂うほどの愛情を あなたに費やした日々を 続きの夢で叶えながら いきてゆく いきてゆく
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繋いだ手 離さないと約束 真夜中の逢瀬 彩ったのは夜桜 貴方の足下 花弁に嫉妬 戯れの輪舞曲 全て 別れるための出逢いだった
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思い出なんていらないと泣いたのに 思い出にすがって泣いている 馬鹿だな、あたし
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明るい日が来るのだろうか わたしにも 優しい風が吹くのだろうか きみにも 希望が見える暮らしの中にいてほしい どうか どうか 穏やかで優しい愛に触れてほしい 愛する人よ
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知っている 「いつか」なんて来ないこと 「また」なんてないこと それでも言うの 僅な望みで いつかまたね
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教えてほしかったのは あの時の あなたの言葉の真意 はぐらかされてしまったけれど ねぇ、やっぱり あなたも同じ気持ちだったでしょう もう聞かないわ だけど忘れないわ あれは間違いなく 愛だったはず
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いつか話した物語は 続きがあるのに 途中で終わってしまったね また今度ねって言い合って それきりだよ 気になったまま 月日だけ流れて 君さえ探せない 君の好きな曲が どこからか流れて 君を好きなままの僕から 涙が溢れてくるよ いつも 気になったまま 心から君が消えない 桜が咲く季節が またやってくる
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カーテンの隙間から見た街は 雨上がり 青い空気で光っていた 僕はなんだか嬉しくなって だけど急に不安になって この不安定な感情を 丸めて部屋の片隅に置いた 緑が揺れて 残っていた雨粒が落ちて そして明日が見えたんだ
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あたしの意見など もう意味もないでしょう あなたは あたしの知らない誰かと 笑っているのでしょう だからもういいのです あたしは 意味のない存在になりました だからもういいのです
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空が春だった 涙が流れた 遠いあの日もそうだった ほろ苦い思いだけは色褪せず 空が春だった
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笑い声が癪にさわる わかってるよ あたしがひねくれてるだけ わかっていながら イライラが止まらない ほっといてと言いながら ほっとかれると余計不機嫌になる なんなのって言いながら あたしってなんなのって思うんだ ごめんって言葉だけ いつまでも素直に言えないんだ
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もうどうでもいいと思った すべて投げ出したい衝動にかられた 疲れた 疲れた 疲れた 優しかったのはソファだけ 泣くことも出来ない私を そのまま抱きしめてくれた 眠る 眠る 眠る ぼんやり動く理性で なんとか思った 起きたら頑張ろう
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嘘ばかりだった あれも これも ぜんぶ あなたの言葉 悔しいくらいの優しさも ぜんぶ 嘘ばかりだった
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移りゆく季節に君を想う 君と過ごした日々は どこを切り取っても美しく 楽しく愉快で 笑顔ばかりなのに 想い出すと涙が出るんだ しばらくは泣かせておくれ 桜が咲く頃まで ひとり 泣かせておくれ
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優しい顔の人が言った すれ違った少年に言った 優しい声で言った 「死ね」 路地裏の猫が見ていた 何もかもを見ていた 猫は知っている 本当の優しさは何なのか 顔なのか 声なのか 言葉なのか アイツなのか 彼なのか あの子なのか 猫は見ている これから私がどうするのかを
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今はまだ泣かない なんとか踏ん張っている もしその時が来たら あなたの胸で 思う存分泣かせてほしい それまでは まだ泣かない
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ねぇ これでさよならなのかな ううん さよならじゃないよ でも もう会えなくなるよね だけど さよならなんかしないよ それは どういうことなの それは はなればなれになっても ずっと一緒ってことだよ はなればなれでも 一緒ってどういうことなの 遠く離れても 心はこれからも 今までと同じ 一緒にいる... 続きをみる
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冷たい雨が連れてきたのは春 少し先の空に飛ぶ鳥は まだ春を知らないけれど 泣かないで泣かないで 今宵は春の夢を見て眠ろう