未熟な月
未熟な月は それでも自尊心を保ったまま そんな風でありたいと 願えば願うほど 程遠くなっていくのは何故 満ちては欠け 欠けては満ちるその永遠 近づくことさえ出来ない
綴ってます
未熟な月は それでも自尊心を保ったまま そんな風でありたいと 願えば願うほど 程遠くなっていくのは何故 満ちては欠け 欠けては満ちるその永遠 近づくことさえ出来ない
もう会うことはないけれど 嫌いになっても 忘れないで もしも思い出す日が来た時は 少しでいいから 懐かしんで もう無いと思うけれど 私が手紙を書いたこと 忘れないで
流れ巡る血液が暴れ出す 嫌悪感に苛まれる 憎さは顔も名前も知らない者から いつしか自分へ向けられる 夜な夜な夜を数えて 朝を忘れていく 流れ巡る血液には勝てない 嫌悪感は激しさを増すばかり そして夜を待つ ただ その時 を愉しみに
僅かな風にも不安になる 季節はいつも無慈悲に過ぎてく 雨が降ればまた不安になる 日に日に眩しさは増していく この気持ちをどうして慰めよう 花にも歌にも出来ないことを 君はいとも簡単にこなしていたんだね 今になってそれを嫌というほど認めているよ
いつまでも眺めている空の向こう 色は変わって 風も変わって 匂いも変わって そして独りになる それでもずっと眺めている 空の向こうを眺めている 独りになっても眺めている 何かを伝えたくて 何かを受け取りたくて その何かが分からなくて いつまでも いつまでも
思い出の輪の中には どこでも君がいて それがとても幸せで 僕の心でくるくると回る どの場面も綺麗で 当然君は可愛くて それがとても嬉しくて 僕の心はくるくると笑う
泣いた後の重い瞼が嫌い 泣かない理由はそれだけで十分 必ず泣いたことを後悔するから だから私は くだらないことで泣かない それ以外の理由はいらない
暇を持て余して また良からぬことを考えている だから暇ってやつが罪 僕は何も悪くない
皿のような薄い薄い三日月 少しだけ傾いているから 涙を注いだらすぐに溢れてしまうだろう その涙があなたに降ればいい 私はそんなことを考えている あなたの知らない所で 月の器は哀しく輝き それが美しい それがとても美しい
思ってたよりも風が強いね そして、それは、すごく冷たいね 春だと言うのにとても寒いよ 黄色い花が千切れそうに揺れて それを見て何故だか泣きそうになったよ 君ならこの思い分かってくれたのかな
いつもの夜 あなたはいない いつもの夜 あなたを想う いつもの夜 私はひとり いつもの夜 静かに染まりゆく いつもの夜の いつもの色に
夕闇が心を持ってく 私はそれに逆らえない 何も言えず 何も聞けず 何も出来ず ただ立ちすくむ 繰り返す後悔は波になる その先は 誰も知らない
こんな時間になんなの 今更なんなの 相変わらず身勝手な人 懐かしさより腹が立った この感情で実感した もうすべて過去のこと 語り合う思い出なんてない 思い描くふたりの未来もない あなたはただの他人 過去も未来もない ただの他人
どうせなら全部吹き飛ばしてくれたらいい しがみついているみっともない私ごと 期待させるような未来も消えた今は 優しい思い出なんか残さないで 泣いたらもっと惨めになるから わざと人混み歩いているけれど そんな私ごと全部 全部吹き飛ばしてくれたらいい
きっと素敵な夢だったのに 目覚めた途端に忘れてしまう 現実に急かされて 思い出す暇もない あなたに逢えた夢だったのに 忘れてしまう自分がやるせない
何かをしたいと思っても 何をしたらいいか分からずに いつものように怠惰に沈む 急に春が来ても 急に日が伸びても 急には僕は救われない それでも救いを待っている 他力本願よ 今こそ導け 迷える僕を救ってくれよ 愚痴にも似た願いは虚しく 何ひとつ変化もないままに いつものように怠惰に沈む
カーテン越しでも天気の良さがわかる朝の憂鬱 夜を待ってやっと息をする 公園の街灯に照らし出された遅咲きの桜 待っていてくれたのかい 昼間だったらもっと綺麗なのかと一瞬血迷う 今が一番美しいと言うのに この美しさを僕だけのために もっと闇夜に もっと狂い咲け
好きって気持ちだけで 何でも出来る気がしてた 好きって気持ちがあれば どんなことも乗り越えられると思ってた 好きって気持ちが最初だし 好きって気持ちは永遠だと信じてた 好きが憎しみに変わるなんて 夢にも思わなかったあの頃 好きって何だったんだろうと ただ虚しく苦く思うだけの今
誰かの悲鳴は 誰かの笑い声でかき消された それが日常 誰かの哀しみに 誰もが無関心でいることも常 だから私の悲鳴も 誰にも届かない 誰かの悲鳴には 聞こえないふりをする それが日常 どんなに心が痛んでも 平然とした顔で無関心を装う 大人になるってことは こんなことじゃなかったはずなのに
さよならはなびら 次の季節へ向かう街 さよならはなびら 昨日見上げていた花が さよならはなびら 今日は地面で泣いている さよならはなびら だから私も泣いている さよならはなびら 切なさが止まらない さよならはなびら 次の季節へ向かう街 さよならはなびら 見送るのは私だけだよ
やりきれない思い引きずって 時には担いで どうにかこうにか進もうとはしてるけど あぁ もぅ やだよ やりたいこともないし 悔いばかりだけど ここら辺でくたばってもいいかな そんなことばかり考えてるよ どうしようもないクズだよね だから もぅ ここら辺でくたばってもいいかな
君が消えた 深い夜の淵に それとも眩しい朝の光に 君が消えた まるでデジャヴ 何度目だって戸惑うんだ 君が消えた それでも世界はつづく 何ひとつ動じもせずに
冷たい目のあなたが好きよ その目で見つめられた時の ぞくっとする感じが好きよ だから、見つめ返す 低い声で話すあなたが好きよ その声で呼ばれた時の ぞくっとする感じが堪らない そして、くちづける
春風の中で想い出したのは 涙の夜 優しい夏 あなたの歌 ふたりの永遠 今でも納得できないけれど たしかに幸せだったから ありがとうだけ伝えたいよ ありがとう ありがとう 春風に翔んでいけ
甘い夕暮れは夢の中 遠く果てなく 更に遠くまで 青い夜は手招きで誘う 冥く罪深く 機微に用心深く
「楽しかったね、また明日」 いつもみたいに言ったけど これが最後だってことは 互いに分かってたんだよね だから、はしゃいでたんだよ だから、大声で笑ったんだよ 最後になるなら愉しい思い出 思い出すたび泣いちゃうくらいに
月の涙も桜色に染まって きらきらと光りながら 私の頬に流れてくる だから今夜の私 綺麗でしょう あなたにも見せたいわ
震える雫は落ちそうで落ちない それは碧く悲しい色で 春を待ち侘びていたようでもあり 春を憂いているようでもある 私は、と言えば ただ、その雫を見つめている 落ちるな、と願いながら