想い出と云う亡骸に抱かれて

今日ものらりくらりと生き地獄

　ようこそ　いらっしゃい

　さぁ　供に泣きましょう

だけど決して慣れ合わないのよ

知らない者同士だから優しくなれる

何も聞かない何も言わない

泣くだけ泣いたらさっさと帰って

わかってるわ　帰る場所なんてないことくらい

それでも帰るのよ　愉快な歌を唄いながら

想い出と云う亡骸に抱かれて

今日ものらりくらりと生き地獄

　想い出だけは変わらないね

　都合良くいつも優しいね

　だけどそれが残酷だね

　無感覚の身体は冷たいね

　そのうち心も死んでいくね

それまでの宴

さぁ　供に泣きましょう