Voice of the heart

綴ってます

青空の向こう


思いつめた瞳で
それでも君は
何も言わない


窓の外
風が花木を揺らして
君の涙が落ちた


次に話す言葉を
必死で探す僕の
無駄な努力は
結局報われることはなく


無言の時間だけが流れ


風が雲を流して
それでもずっと青空の
目に沁みるような青空の
遠い向こうを見ようとしていた


君が見たかったのは
違うんだね


僕が見たかったのは
君の瞳には映ることのない青空の
遠い向こうだよ

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