Voice of the heart

綴ってます

2019年11月のブログ記事

  • ブルー

    遠く揺れるライトはブルー 風は静か 波は眠る 華やぐ街 すれ違った人の煙草の匂い それだけなんだけど なぜだか泣きそうになった

  • 無論

    きっと誰にも理解してもらえない 理解してもらおうとも思っていない 私だけでいいのだ 私だけが判っていればいい そのことに価値があるのだから

  • シーソー

    もう叶わないと知りつつ まだ望みを捨てきれない カタンコトンとシーソーの様に あっちに傾き こっちに傾き 戻らないと 戻りたいを繰り返し それも相手がいなければ 成り立たないのだと思い知らされる 誰もいない公園にて

  • 今日 私の元に吹いた風が、 明日 あなたの元に届けばいい。 その風に触れて、 あなたが泣けばいい。

  • 二本線

    あの二本線がなければ もっと全部 丸ごと全部 私のものになるのに それでも私は いつものこの場所から 深く深く呼吸をして ずっとずっと眺めている あの頃となんら変わりなく あの時も一人で見ていた でも、いつもあなたを感じていた 全てがあなたのために生きていて この美しい世界は 二人のためにあるって... 続きをみる

  • 訳は訊かなかった 訊けなかった 後悔している 前へ進めない 時間だけ無駄に過ぎて 立ち止まって 後ろばかり見ている せめて 訳を言えばよかった 言えなかった それも後悔している

  • 証拠

    キスをしなかったのは 貴方の優しさ 分かるようで 分からない 求めたのは貴方なのに 受け止めた私をかわした 悲しくもなく 嬉しくもなかった そして求めた 私は求めた 貴方にせがんだ 証拠が欲しかった 愛しているなら今キスをして それで終わりで構わない 愛の証拠を唇に刻んで もし私が泣いても 抱きし... 続きをみる

  • 小悪魔

    キミが言ってくれないから ボクが言うよ 「好きだよ」 でも何か足りない気がする だからもう一度言うよ 「好きだよ」 小悪魔みたいに微笑むキミ 悔しくなるけどそれ以上に 「好きだよ」

  • 心に降る雨

    古い雨の歌 今でも心に響くのは 今でもあの日の雨の中にいるから いくら泣いても泣いても 涙は枯れることなく いくら待っても待っても 愛は戻ってこなかった 雨は 今でも私の心に降り続ける 涙はとっくに枯れ果てたけど 雨は 今でも私の心に降り続ける 止むことはない

  • 許せなくなる前に

    早く迎えに来てよ そして抱きしめて やっぱり君を愛していると 髪を撫でて囁いて そしたら私 ちょっとだけ怒って ちょっとだけ拗ねて ちょっとだけ意地悪言ったら それで全部許すから 待っているから 早く迎えに来てよ 寒さに凍えて 許せなくなる前に 早く迎えに来てよ

  • うやむや

    一生懸命誤魔化していたのは 誰に対してでもなく自分自身へ はっきりと解っているけど 有耶無耶に押し込んだ けど そんなの無理に決まっている 時が経てば収まるなんて 浅はかに思っていたけど 時が経つほど明確になり 余計苦しくなってきた 今ならまだ引き返せるのかな 笑い転げていたあの頃に 戻れるのかな... 続きをみる

  • 声が聴きたい

    この冷たさは冬のせいだけじゃない 感覚のなくなる指先 あなたを想うこの気持ち 切なくて揺れる 眠れないまま揺れる ただ声が聴きたい

  • 忘れるまでの時間

    何も無かったことには出来ないから また思い出している 既に充分な時は過ぎているのに 綺麗に忘れることは無理で あとどの位必要なのか分からない 忘れ去ったら それはそれで悲しいけれど 何十年後にふと思い出した時 優しかったらいい それまでの間 あとどの位必要なのか 全く分からない

  • 馬耳東風

    手のひら返しが凄いね 鮮やかで見事だ イエスマンに成り下がったり 揚げ足取りして糾弾したり 忙しそうだね どうせ自分の意見は無いんだろ どうせ匿名でしか叫べないんだろ 他人様を叩く為なら 自分の行為は棚上げだもんな 自分勝手なルール 個性個性と叫ぶわりに その他大勢に成り下がる 何に怯えているんだ... 続きをみる

  • きっかけ

    きっかけは多分些細なことで だけど多分譲れないことで 後悔なんかしたくないと思ったけど 今こうして少し迷っている どう言えばよかったのか それは今も分からないけれど 昨日より今日が 今日より明日が ほんのちょっと優しければいい 間違いなく風は厳しくなるけれど 足元の花に気付いたとき ふわっと嬉しく... 続きをみる

  • 月が微笑む夜

    いつもより  素直になれた夜だから いつもより  優しくなれた夜だから 月も微笑んで見えた こんな夜があるから  また夢が見れるよ   ありがとう

  • 青い魚

    青い魚は眠っている 底の方で眠っている 私は青い魚が可愛くて 空に飛ばしたいと思っていた そんなことしたら死んじゃうから 絶対できないことだけど 青い魚が空を飛んだら きっときっと笑うと思う 私は笑った青い魚が見たいと思った そしたら私も笑うと思う 青い魚が可愛くて 硝子を叩いて起こしてみた 青い... 続きをみる

  • おろおろ

    本当はただの馬鹿なのに 利口の振りしていただけです 無理して背伸びして あざといだけです だから もう 疲れた 結局全部無理だった ごめんなさい 悪いのは私です 所詮愛されるわけがない 判ったところで馬鹿だから 引き際が判らないのです どこの誰よりも 自分自身を馬鹿にしながら 誰にも助けてと言えな... 続きをみる

  • 貴方の罪

    あんなに会いたかったのに 今はもう会いたくない どんなに話しかけられても 何を話したらいいのかわからない  あの日の返事  してくれないから  あの日のまま  止まっている でもそれは 愛が無くなったんじゃない 多分今でも愛してる きっと貴方にはわからない わかってくれなくていい 返事もできない人... 続きをみる

  • 捨て猫

    お前も捨てられたのかい じゃあ仲間だな でもお前は可愛いから きっとすぐに拾われるさ 可愛がってもらいなよ 人懐こい仔猫は あたしの足元にすり寄って 生きてるよって鳴いていた 本当はあたし 捨てられたんじゃない あたしが彼を捨てたんだ だけど何故か 捨てられたようでさ 理不尽な感情 整理つかないま... 続きをみる

  • silent mode

    夜明けの色は哀しみ色だった いつか見たそれとは違って 何かを揺さぶられるかの如く 何とも言えない想いがあった だから泣いた その色が続く間だけ 束の間のサイレントモード

  • 一緒にいようよ

    月明りの夜だから 今夜だけは泣かないで 一緒にいようよ 君の震える声 涙を我慢しているね 気づいているけど 気づかない振りしているよ 満月が綺麗だから 今夜だけは泣かないで 一緒にいようよ 僕だって一人になったら 泣いてしまうから せめて 今夜だけは泣かないで 一緒にいようよ

  • ループ

    今日も目覚めとともに  君を探す それは無限ループ 見つかっても  見つからなくても 眠りつくその瞬間まで 知りたい欲求満たせない  地獄のループ

  • ピック

    宝物だった 私には必要ない物だったけど ずっと宝物だった 裏にはあなたの名前 雑に書かれたその名前が愛しくて 恋が終わって 宝物ではなくなった でも捨てられない それは私の気持ちと同じで

  • 紅茶

    冷めた紅茶 一気に飲み干して 溜息と同時に 一気に涙が出た わかっていたこと わかっていたこと それなのに何故 こんなにも求めてしまうの 冷たい指先 もう届かない あのひとに もう届かない

  • 今日はいいよね

    今日は、いいよね 今日くらい、いいよね 泣いちゃって、いいよね 自分で、自分を許さないと 泣けないなんて 可哀想だね、わたし

  • 不自然

    時がどんなに過ぎても 私は今もあの空の下にいる あの日の気持ち 色褪せないまま あなただけがいなくて とてもとても不自然に 今日のこの空を見上げている

  • どうしてだろう

    見る目がなかっただけなんだけど 認めたくない思いがある どうしてだろう 幻滅するくらい呆れたのに まだ嫌いになれない 情けないのはアイツなのに それ以上に 自分のことが情けない あたしに見る目がなかった それだけのことなのに どうしてだろう 嫌いになれない

  • マニキュアなみだ

    爪が割れた 爪切りで切って 不格好になったから マニキュアを塗った 綺麗に見せたくて塗ったのに よけい不格好が目立った あぁ 結局そうなんだ 頑張っちゃって やり過ぎちゃって おかしくなる たかが爪 されど爪 マニキュア塗って泣いている

  • そう、

    あなた、 間違ったって言ったけど 間違いではないはず 私の声が聴きたくなったのでしょう わかっているわよ あなたのことならなんでも だけどあなた、 間違ったって嘘ついたから その嘘に乗っかっただけ だからすぐに切った 嘘なら平気なはず ねぇそうでしょう 近々またかかってくるはず そう、 あなたのこ... 続きをみる

  • YAMAI

    彼との日々は とっくに終わってるのに 今でも気になって 今日どうしているのかななんて 思ってしまったりする 今どこにいて 今誰といて 今何しているのかなんて 今の私には知る必要もないのに 気になって 気になって 気を病んで やっぱりまだ好きってことだけ 実感してしまって ううん そうじゃないのって... 続きをみる

  • ずっとぎゅっと

    寒くなったね ぎゅっとしてよ 照れ屋なあなたにわざと言う ふざけんなよってあなた逃げるけど 私は全然ふざけてない ねぇ ぎゅっとしてよ 寒いからだけじゃない ぎゅっとして 私の心ごと ぎゅっとして ずっと 離さないでよ

  • 湯船

    あったかい湯船に沈んで あたし泣いたの 息もできなくて 死んでもいいかなって思ったの 生まれたまんまの姿なら ちょうどいいかなって思ったの 明日の朝が怖いから あの人がもう居ないから ひとり湯船に沈んで あたし泣いたの 涙の湯船に沈んで 死んでもいいかなって思ったの

  • ちょっとだけならいいよね

    薄闇紫色の空に上がった三日月が 優しく笑ったように見えて ちょっとだけ ちょっとだけ 泣いてもいいかなって思ったんだ ちょっとだけいいよね ちょっとだけならいいよね だって私頑張っているもの 誰かに認めてほしくて 誰も気が付いてくれないから ちょっとだけ疲れたんだ だからその分 泣いてもいいよね

  • 自覚

    思い出だけじゃ生きていけない。 それはわかっているけど どれくらい遠くなったか数えては 悲しみに暮れ 虚無感でいっぱいになり 無駄なことだと自覚しているのに、 だけど未だに思い出の中にいる。