Voice of the heart

綴ってます

無音の中の音符


堪えていた想いは
目の奥を熱くして
涙になりそうになる


もう忘れたはずの思い出でも
不意によぎる時
一瞬で溢れそうになる


こんな夜は特にそう
静か過ぎて
どんな音も拒んでいる


無音の中に放り出された音符のように
所在なく心細げに私は独り
ただ独り


そのうち降り出す雨が
無数の音を奏でるまでの間
静かに涙する

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