雨が降る
風が啼く
君の声が聞こえた気がした
雨が降るたび
秋が深まり
雨が降るたび
君を思い出すことだろう
これからもずっと
雨が降る
風が啼く
君の声が聞こえた気がした
雨が降るたび
秋が深まり
雨が降るたび
君を思い出すことだろう
これからもずっと
雨の秋が始まった
どうしてこんなに寂しいの
溜息の部屋
墜落してゆく感情は止めようがない
響く音はいつか聞いたようで
目を閉じても見えてくる世界
こんなに人がいるのに静かで
誰かに会いたくて
あなたはいなくて
誰かが恋しくて
あなたはいなくて
とめどなく流れるのは何
どこに行けばいいの
私は何をしたらいいの
雨は止まない
そして秋は深まってゆく
いつまでも
こうしていられない
頭の片隅でずっと考えていた
それでも居心地の良さに
つい甘えていた
さよならなんて言えるはずない
初めて会った日のことを
なぜだか急に思い出す
色褪せない景色の中で
二人笑っている
思い出すのは楽しい事ばかりで
余計に哀しくなる
さよならなんて言えるはずない
痛かったのは
夏の日差しじゃなく
あなたの言葉だった
今ホッとしているのは
秋の風を感じているからじゃなく
あなたから離れたから
恋しさは半端じゃないけど
これでいいんだと言い聞かせている
愛するって
案外
難しいね
だから
失敗したり
傷ついたり
傷つけたり
悩んだり
迷ったり
寂しくなったり
悲しくなったり
そんな負の感情が
付いてくるんだろうね
愛って言葉には
あったかい
優しい
嬉しい
楽しい
幸福感を感じるのにね
愛って言葉の感情だけ
上手に伝えられたらいいのにね
愛するって
難しいよ
難しいね