薄いレースのような雲越しに見える月
寒さにキーンと音のするような夜
寂しいような
切ないような
恋しさが懐かしい夜
あなたを想う独りの夜
覚えたての歌を唄う
あなたにまで届けばいいけれど
もしも聴こえたとて
きっと返事などはない
わかってる
わかってる
もう終わってる
だから
寒さにキーンと音のするような夜
独り
月に唄う
薄いレースのような雲越しに見える月
寒さにキーンと音のするような夜
寂しいような
切ないような
恋しさが懐かしい夜
あなたを想う独りの夜
覚えたての歌を唄う
あなたにまで届けばいいけれど
もしも聴こえたとて
きっと返事などはない
わかってる
わかってる
もう終わってる
だから
寒さにキーンと音のするような夜
独り
月に唄う
そもそもの話
どうして私を選んだの
なぜ選んだくせに大事にしないの
自分の都合ばかり最優先
私を何だと思っているの
そうね
そもそもの話
そんな奴をなぜ
なぜ私は愛してしまったの
大丈夫。大丈夫。と
君が言うたびに
なぜだろうか
構って。構って。と
聴こえてくる
僕も言うんだ
大丈夫。大丈夫。
君にはなんて
聴こえているんだろうか
ぼんやりとしてた
そして思ってた
君のこと
僕のこと
これまでのこと
これからのこと
伝えたいこと
伝えられなかったこと
でも届かない
なにもできない
何も変わらないまま
少しずつ変わっていく
その変化が
やっぱり哀しい
泣かないで
でも泣いてもいいよ
泣かれると切ないけれど
我慢されるのもなんか違う気がするよ
ひとりで泣かないで
泣くなら僕のそばで泣くんだよ