Voice of the heart

綴ってます

静かな雨


もういいわと貴女は言った


いいことなんかひとつもないのに


言わせたのはこの僕だけど


返す言葉は出てこない



もういいのよと貴女は言った


まるで自分へ言い聞かせるように


更に僕に突きつけるように



悲しいとか切ないとか


そんな次元はとっくに超えてる


受け入れるとかの余裕もない



ただ静かに雨が降る

花弁と破片


街中が花々の明るさ染まり
歓喜の声があちこちに沸き
私は悲しくなります


地面に張り付いた花弁が
諦めた夢の破片のようで
泣きそうになります


皆同じじゃない


喜ぶ人がいる側で
悲しむ人もいるのだと
花弁は教えてくれたようです

君の心に~どうしたら届くのだろう


どうしたら届くのだろう


何を言ったら届くのだろう


何をしたら届くのだろう


君の心に


届けたいものがあっても


届けるすべを知らない


どうしたら届くのだろう




この想い


くすぶって


ふわりと浮いて


沈んでいくのを


ただ黙って見ているだけ




届けたい僕の気持ちがあっても


届けるすべをすらない


どうしたら君の心に届くのだろう