遠く哀しい夢をみたの
それは春の
幾度となく繰り返す
またあの夢
忘れていたのに
残酷にも自分で扉を開ける
そしてまた泣くの
枯れることのない春の
遠く哀しい夢は
優しいあの人そのもの
恋しくて
今なお愛しくて
焦がれる想いのまま
遠く遠く哀しいままで
遠く哀しい夢をみたの
それは春の
幾度となく繰り返す
またあの夢
忘れていたのに
残酷にも自分で扉を開ける
そしてまた泣くの
枯れることのない春の
遠く哀しい夢は
優しいあの人そのもの
恋しくて
今なお愛しくて
焦がれる想いのまま
遠く遠く哀しいままで
陽気な歌が余計に
寂しさ感じさせるの
だって私はひとりぼっち
どこに行ってもひとりぼっち
泣くのを我慢してるのがやっと
誰とも話さず
誰とも目も合わさず
逃げるように
追われるように
にぎやかな街の隅っこで
息をしているのがやっと
静かすぎた外世界に
春告げの雨が降る
あなたは何処へ
私は何処へ向かう
心癒してくれる花の名も知らぬまま
あなたは何処へ
私は何処へ向かう
雨音が心地良い午後が
ゆっくりと過ぎてゆく
淋しさも切なさも変わりはないけれど
少しだけ優しくなれた気がした
いい加減な笑い話で
何日も夜更けを共にした
飽きることなく喋り続け
飽きたら飽きたで
寄り添いあった
寒い夜にはホットココア
ふぅふぅしながら
指先も温めて
湯気の向こうにはいつだって
あなたの笑顔があった
本当はいつも不安で
本当はいつも泣きたくて
それでもあなたがいてくれたから
いつでも優しい明日を信じられた
これから何を信じればいいの
どこに行けば安心できるの
寒い夜にはホットココア
なぜか涙の味がする
その声が優しくて
その声が聴きたくて
その声がとても好きだった
いつも優しかった
いつも聴いていた
いつもどんな時も好きだった
何を話していたのかは
思いさせない
だけどあなたの声は
忘れられない
誰よりも好きな
あなたの声
もう一度
その声を聴きたい