ただ一緒にいたかった
一緒にいられたら幸せだと思ってた
それは永遠に続くと思ってた
全部幻想だったけど
叶ったはずの夢が
虚しく消えていく時
交わした愛の誓いさえ
恨めしく思えてしまう
どちらが悪いとかじゃない
永遠なんてないんだってことだけ
胸の奥に留めておく
ただ一緒にいたかった
一緒にいられたら幸せだと思ってた
それは永遠に続くと思ってた
全部幻想だったけど
叶ったはずの夢が
虚しく消えていく時
交わした愛の誓いさえ
恨めしく思えてしまう
どちらが悪いとかじゃない
永遠なんてないんだってことだけ
胸の奥に留めておく
何度も何度も何度も
そう何度も呑み込んだ言葉を
もしも
あなたに伝えていたら
今の生活も変わっていたのかな
全部全部全部
全部を包み隠さずに
もしも
あなたにぶつけていたら
今の景色も違って見えたのかな
もしも
今となっては有り得ない
もしも
否
でも
きっと
言葉で伝えていたとしても
思いをぶつけていたとしても
今と何ら変わらない景色の中で
この生活をしているのかもしれない
そう全てが有り得ない
もしも
綺麗と思った瞬間に
ぼんやりと滲んだ
前にもあったな
いつだったかな
不意にこみ上がる思いは
懐かしい気もするし
悲しかった日の涙のようでもある
とりあえず今は
この夕暮れ空をずっと見ていたい
帰り道ひとり
ぼんやりと滲んだ夕暮れ空
制服のリボンが邪魔で
むしり取りたくて
だけども
リボンがなければ
何の価値もない気がしてる
空が青くなればなるほど
海が眩しくなればなるほど
この制服の無意味さを知るのに
結局はリボンに頼ってる
帰り道の華やかさに比例して
夜が寂しくなる不思議
誰かに頼りたくなるほど
心の重さに比例して
指先は軽やかになる
夏が始まるタイミングで
髪を短く切ったから
もうポニーテールは結べない
だからもうリボンは制服だけで
だけど邪魔で
むしり取りたくて
だけども私なんか
リボンがなければ
何の価値もない気がしてる
夏が始まるタイミング
結局はリボンに頼ってる
忘れられないと嘆くより
忘れられない人になれ
恨み節で泣き腫らすより
笑った涙で虹を架けろ
人を羨んでばかりいないで
羨ましがられる人になれ
言われて悔しいと思うなら
言い返せるだけの知恵を持て
何も難しいことはない
当たり前に気付けるかどうか
ただそれだけだ