Voice of the heart

綴ってます

もしもなんて有り得ない


何度も何度も何度も
そう何度も呑み込んだ言葉を
もしも
あなたに伝えていたら
今の生活も変わっていたのかな



全部全部全部
全部を包み隠さずに
もしも
あなたにぶつけていたら
今の景色も違って見えたのかな



もしも



今となっては有り得ない
 もしも




 でも
  きっと



言葉で伝えていたとしても
思いをぶつけていたとしても
今と何ら変わらない景色の中で
この生活をしているのかもしれない



そう全てが有り得ない
 もしも

リボン


制服のリボンが邪魔で
むしり取りたくて
だけども
リボンがなければ
何の価値もない気がしてる



空が青くなればなるほど
海が眩しくなればなるほど
この制服の無意味さを知るのに



結局はリボンに頼ってる



帰り道の華やかさに比例して
夜が寂しくなる不思議
誰かに頼りたくなるほど
心の重さに比例して
指先は軽やかになる



夏が始まるタイミングで
髪を短く切ったから
もうポニーテールは結べない
だからもうリボンは制服だけで
だけど邪魔で
むしり取りたくて
だけども私なんか
リボンがなければ
何の価値もない気がしてる



夏が始まるタイミング



結局はリボンに頼ってる

忘れられない人になれ


忘れられないと嘆くより
忘れられない人になれ


恨み節で泣き腫らすより
笑った涙で虹を架けろ


人を羨んでばかりいないで
羨ましがられる人になれ


言われて悔しいと思うなら
言い返せるだけの知恵を持て


何も難しいことはない
当たり前に気付けるかどうか


ただそれだけだ