りんご飴の 透き通る真っ赤な色と ずしりとした重さは 妙な安心感があって 持ってるだけで嬉しかった 他には何もいらなかった にぎやかな屋台の暖簾 隣を歩く君と 手にはりんご飴 明日もまた会える約束 それだけで嬉しかった 他には何もいらなかった
2021年7月のブログ記事
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静かだね あの頃は こんな夜が来るとは思いもしなかった 毎日毎晩お祭り騒ぎで 笑ってることが日常で 流行は追うもんじゃなくて ついてくるもんだった 今は毎晩 静かだね
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好きだった。 好きでした。 同じ意味だけど 違うニュアンス 今の私の気持ち どちらでもなく だけど 嫌いでもなく いや 違うな 嫌いになれない なんとなく 心の内で繰り返す 誰に言うでもなく 好きだった。 好きでした。
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呼んだ というより 叫んだ あなたの名前 何度も その回数で 何を証明できただろうか もっと 呼べばよかった あなたの名前 二度と 会えなくなる前に あなたが振り返らなくても 叫べばよかった 声が枯れても あなたの名前
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染み込まない強さ それが脆さ そう 心と同じだね そんなこと考えて 眺めているだけだよ どうにもできない それが僕の無力さ
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黒いレース とても似合ってる その手で この眼を塞いで そっと優しく そしたらもう 涙みせなくてすむ
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夢が終わった空は夏の色 薄紫の涙がまだ乾かないけれど 確かに君が笑ったから その想い出だけは忘れずいるよ 何年経ってもきっと 君に恋したままの空 風が 何度流れて雲の形変えてもきっと 君に恋したままの空 高く遠く透き通る夏の色
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心だけ 心だけを 抱きしめてください。 それだけ それだけでいいのです。 でも、 それが どれだけ難しいか わかっているから、 わかっているのだけれど、 どうか 心だけ 心だけでいい 抱きしめてください。 それだけ それだけが願いです。
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今日の終わりの月 だけどまだ始まったばかり じゃれつく蝙蝠 もっと自由に飛べ ここはお前らの空だ 誰にも遠慮するな
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遠くなってしまったね すごく遠くなった また来ようねって約束 果たされないまま ひまわり 花火 かき氷 まぶしい海 波の音 夏はここにあるのに 嬉しくて何度も弾ませて どこかに飛んでっちゃった スーパーボール 君も 遠くなってしまったね すごく すごく遠くなった 夏はここにあるのに
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君がくれた色を眺めてた じっと眺めてた 何故だか涙が出そうだよ なんでだろ 懐かしさかな 恋しさかな この感情 なんでだろ もう遥か遠いのに 懐かしさかな 恋しさかな 説明できない感情 君がくれた色は とても綺麗だ
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今日も退屈です 今日も君がいません 夏の眩しい青空が 余計に僕を悲しくさせます さっき起きたばかりです だけどもう退屈です やっぱり君がいません 夏の空って こんなに悲しかったんだ そして 今日も退屈です
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最悪だ 最悪だ どうして今日に限って現れたんだ 最悪だ 最悪だ 昨日までの浮かれてた自分呪いたい 何をした? 何がいけなかった? これは何かの罰なのか? キャンセル不可能 人生の終わりまで見えてきそうな絶望 泣いて消えるならいくらでも泣くのに 鏡の中 赤い悪魔がこっちを見てほくそ笑む 最悪だ
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何をしていても楽しかった 待つ時間も 日毎変わる天気も 退屈なテレビも 渋滞の街も 古ぼけた狭い部屋も あなたという存在を感じるだけで 私の存在も大切なんだと 無垢に信じられた 今はただ ささくれ立った指先 見つめてるだけ
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猫みたいな顔してさ 子犬のように懐いてくる 心奪われそうになる そういうのが全部嫌い
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こんな無駄な時間過ごすのも もう慣れている 感情の捨て方 目線の行先 考えているふり 相手のパターン 読み通りに進むから案外楽 解放の後に飲む珈琲 雨上がりの濡れたアスファルト 慰めはそれでいい
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しぼんだ声で大体わかる 連絡の途絶えた期間のこと 聞かなくたって大体わかる 暗雲の空を横切る稲妻 この心切り裂いてくれていい
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用意していた一文は 伝えることなく消えてった きっと それは まだ 迷っていたから 離れていくあなたの心を 引き止めたいと思うエゴが邪魔した きっと それは まだ 愛してるから 受け止められない現実だけが 追いつけないスピードで過ぎてく 私は このまま 雨の中 泣いていてもいいですか
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懐かしいメロディ 小さく優しく心を癒す 流した涙星になる夜 大丈夫 雲の上は変わらない
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あなたの優しさに触れるたびに あんな別れ方したことが 私の心を痛く刺す 泣きたくなる そのたびに あぁ やっぱり好きだったなって 改めて後悔する なぜあの時 あんな風に言ってしまったのか 好きだったのに 好きだったから あなたに甘え過ぎていた 幼い私が途方に暮れてる 手放してしまった かけがえの... 続きをみる
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小さくはねた ぴょこんとはねた それはまるでカエルみたい 小さくとんだ 無心でとんだ それはまるでカエルみたい かわいいと言うものと 悲鳴あげて逃げるものと そんなものには関せずに はねてとんだ それはまるでカエルみたい
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酔って同じ話を 何度も繰り返すから 聞いているうちに 情けなくなって やがて哀しく思った 昔と変わらないね 変わったのは私 何度だって同じ話 笑って聞けていた 愛おしいと心底思ってた そう思う自分も好きだった ごめんね、ダーリン もう会わないわ