Voice of the heart

綴ってます

2018年6月のブログ記事

  • タイラント

    暇を持て余したタイラント 凶暴さを増幅させながら眠る 鳴り止まない雑音は熱を貯蓄する   イツナンダ?   ドコナンダ?   ダレナンダ? 雑踏の中探しても見つからない 透明人間の企み   イツナンダ?   ドコナンダ?   ダレナンダ? 優しい顔つきのタイラント 爆発寸前の狂気をひた隠し 孤独と... 続きをみる

  • 失敗

    バカなことをした わかってたのにバカだな、ほんと 人と比べて何になる 自分らしさって何なんだよ 回らない思考でもわかるのにな 自分捨ててまで守りたいモノじゃないのにな また失敗だ わかってたのにバカだな、ほんと

  • 空色のワンピース

    夏の空見上げて思った 筋雲が描く絵が素敵だな こんな柄のワンピースが欲しい 水色に白の そして向日葵畑に行きたい あの夏の思い出の 長くなった髪は結んで

  • Dracula

    それは月明りの夜     二人だけの秘密が始まる 声を潜めて囁く愛の言葉   潤んだ瞳     真っ白な首筋       細い指で誘う 妖しく微笑む紳士   身をまかせる淑女     まやかしの恋でいい 見つめて   抱きしめて     キスをして そして飲み干す深紅の雫 交わした約束は闇に飲み込... 続きをみる

  • ずっと大好き

    そんな哀しいこと言わないで 私はあなたが大好きだよ ずっとだよ ずっと変わらず大好きだよ いくつも季節が巡って 思い出が増えるたびに もっとあなたを大好きになってく たとえあなたがどんなに哀しいことを言っても 私はあなたが大好きだよ

  • わかってるよ わかってるよ だからそれ以上言わないでくれ わかってるよ 悪いのは他の誰でもない 苛立ちは自分に向けられ それが悔しいんだ もがけばもがくほど絡まり 自分自身傷つける虚しさも もう幾度となく繰り返され 弱味は見せたくない意地に 自分自身苦しいんだ だからそれ以上何も言わないでくれ わ... 続きをみる

  • 烙印

    消せない烙印 あの日の罪 えぐられた傷は痛み続ける 冷えた躰 眠りを忘れた闇 土砂降りの雨は止まない

  • わかってない

    君はわかってない ふざけただけの言葉 そんなことはわかってるけど 僕はね、悲しくなるんだよ 君に悪気がないことくらい わかってるよ だけどね 僕は悲しくなるんだよ 黙ったのは怒ったんじゃない 黙ったのは嫌いになったんじゃない 震えてしまう声を堪えていたから 溢れてしまう悲しさを堪えていたから それ... 続きをみる

  • スーパームーン

    スーパームーン 月明り二人を照らすよ 届きそうで届かないもどかしい二人を スーパームーン 静かに雲が流れて 暗闇から解放された世界が動くよ 願い事 たった一つ たった一つ 他には何もいらない スーパームーン 月明り優しく照らすよ 永遠を願う君と僕を

  • 今がすべて

    話し出したら その人は泣いた だから私は それ以上話さなかった その優しい人の涙を それ以上見たくなかったから 過去がどんなでも 今 どう生きているか それが すべて

  • メロン

    みずみずしいオレンジ色の果肉 差し込んだスプーン 溢れる果汁と甘い香り 貴方の口元 目が合って微笑む とろける幸せの空間 日差しはもう夏

  • 名前さえ呼べない

    愛してるなんて言えるはずもなく もどかしさと 情けなさと 惨めさと 恋しさと 無理して笑うことしか出来ない いつになったら貴方は私の名前を呼んでくれるの 普通のことさえ無理な現実 残酷な現実の中で 私は今日も生きている

  • 誰もが

    誰もが皆傷んでる 綺麗な顔して微笑むあの人も 優しい声で唄うあの子も 強気で生意気な彼女も 大人しくて伏し目がちな彼も いつも豪快に笑うあの人も きっとそう 誰もが皆傷んでいる だけど平気なフリして生きるんだ きっとそう そして明日を生きるんだ

  • casually

    「久しぶりだね」 不意に君からの電話 懐かしさよりも安らぎを感じた この感じ 憶えてる この感じがたまらなく好きで 優しい気持ちになれるのが好きだった 元気でいるの? 今は誰と居るの? 結婚したの? どこに住んでるの? 質問攻めしたい気持ち抑えて さりげなく言うよ 「僕は元気だよ」

  • こんなに

    愛しすぎて息苦しいの 会えない時間に苦しくなるの いつになったら安心するの ねぇ  助けて 苦しくても止められないの あなたを愛してる

  • バーチャルな世界

    彼女が何気なく言った言葉を繰り返している バーチャルな世界 バーチャルな世界 バーチャルな世界 私という心があるのに バーチャルな世界 彼女は今日も泣いている バーチャルな世界 誰かと会っても話をしても バーチャルな世界 何が起きても誰も気にもせず バーチャルな世界 私という心を抱えて生きる バー... 続きをみる

  • 最後の告白

    惨めな恋をしていた でも、かけがえのない恋だった 思い出の中で降る雨は静かで優しい 私の最後の告白 あなたに届いていたのかな

  • 今日もあなたに

    明日の予定は覚えていないけど 昨日言われた冷たい言葉は覚えてる 人ってそんなもの 出逢えた幸福感は忘れていくのに 毎日の不満は募っていくの 人ってそんなもの それだから愛しくて それだから補い合って それだから許し合ってくの また今日も小さなごめんねと 沢山のありがとうを あなたに

  • オオカミの唄

    明け方に眠るオオカミは 今日も腹を空かせている そして蝶々の夢をみる 恐れられて傷ついて 薄汚れてもオオカミは 浅い夢の中で夢をみる いつも孤独なオオカミは 今日も腹を空かせている そして雲の夢をみる 微かな記憶の中で 歌を唄うオオカミは 流した涙の温もりを知る

  • 今更

    長い月日共に過ごして 沢山の会話重ねてきたのに 肝心の言葉だけ 一度も言えず 今更言えず 一度も聞けず 今更聞けず 想いだけは余計に増す

  • あなたが恋しい

    何も手につかない あなたが恋しい 夢でいいから あなたに会いたい あなたが恋しい

  • 眠れない夜

    そんな哀しく見ないでよ 私は平気よ また強がり嘘ついて 強がった分だけの寂しさ抱いて 眠れない夜 赤いカクテルは慰めてもくれない

  • テレビ

    つけっぱなしのテレビから 賑やかな笑い声が聞こえてた 画面を見ていても 内容は全く入ってこない 知らない国のニュースには関心なく 知らない歌うたうアイドルにも興味ない 四年に一度のお祭りだってさ 国旗が翻って川に飛び込んだ人がいた カルガモの親子を見て 泣いている人がいた 平和だな スーツを着た大... 続きをみる

  • 悲しくて涙も出ない ショックで放心状態 ただ、 こんな日が来ることをどこかで覚悟はしていた 短かったのかな それとも長かったのかな 私の何がいけなくて あなたの何がそうさせたの 私を愛したあなたと あなたを愛した私は もう帰らないのね 足すことも引くことも出来ない ひとりぼっちより哀しい数字 ぽっ... 続きをみる

  • 角切りの空

    角切りの空 ちっぽけな空 でもここが僕の宇宙だ この空を自由に飛び回り 時空も自在に操って 僕が全てを支配するんだ 角切りの空 真っ白な空 でもここが僕の宇宙だ ブルーライトに照らされて 眠ることを忘れて 覚めない夢をみるんだ どんな夢でも叶うんだ 角切りの空の中 僕が全ての支配者だ

  • 盲点

    そうか、 忘れようとすればするほど 忘れられないものなのだな 無意識に意識はそこに繋がってしまって 忘れられないものなのだな そうか、 ならばこのまま このまま思い出に溺れていよう

  • 孤独の粒

    指先で持て余していた 孤独という名の粒 あなたの言葉で傷ついていたことも 何もなかったことには出来なくて 逃げ場所を探して 癒し場所を探して 探し回った挙句に転んで     私は深く傷ついた 誰にも言えなくて 泣き場所を探して 痛む傷口は深すぎて 指先で触れることさえ出来なくて 大きくなっていく孤... 続きをみる

  • 絵空事

    まだ何も始まってさえいないのに 終わりなど来るはずもなく なのに何故こんなに怯えてしまうんだろう あの日の約束はまだ 果たせていないね かといって忘れることも出来ないんだけど 雪が見たいって君は笑った 飽きるほど見せてあげるよと僕は言った 絵空事のような約束になったね 簡単なことほど難しい 不器用... 続きをみる

  • 元気の素

    弱気で失敗ばかり やる気が空回りして 自信喪失 そんな僕を君は好きだと言ってくれる だからもう一回 頑張ろうって思えるんだ 少しだけ勇気を出して 頑張ろうって思うんだ 君がいてくれるから 頑張ろうって思うんだ 君が僕を好きだと言ってくれる それだけで元気が出てくるよ だからどうか ずっと一緒に居て... 続きをみる

  • アイスコーヒー

    また今日も雨が降る そして今日もアイスコーヒーを注文した いつもの店の いつもの席で 今日も彼を思い出す 明日の予定なんて何もなくて 今日をどう過ごすかも危うくて いつもの店の いつもの席で アイスコーヒー飲みながら きっと明日も 彼を思い出す

  • 選択

    この想いを伝えることが出来たなら 少しは楽になるのかな それとも今より辛くなるのかな もし今より楽になったなら あぁ早く言えばよかったって笑えるんだろな でももし今より辛くなったなら あぁ言わなきゃよかったのにって後悔ばかりするんだろな 本当は どちらの結果でも 今よりずっといいのかもしれない 泣... 続きをみる

  • 君の知らない私

    ねぇ 君は 私の淋しさ知らないでしょう 今夜もひとり おやすみ言った後 こっそり泣いてること 君は知らないでしょう ねぇ もしも 私の涙を見たら 君はなんて言うのかな ねぇ 君は 私の悲しみ知らないでしょう 朝に弱いのは 毎晩毎晩泣いてるせいだって ねぇ 知らないでしょう

  • なりふり構わず愛してみろよ

    信じてたのにと言って泣くのは 本当に信じていなかったからだ 裏切られても本望だと思えるくらい 信じていなかっただけのこと 許せないと言って怒るのは 本当に愛していなかったからだ 愛していたと錯覚して 条件付きの恋愛ごっこしていただけのこと 可哀想だと言って嘆くのは 自分自身が可愛かっただけのこと ... 続きをみる

  • not fun

    無理して笑ってた   悲しいから   淋しいから   情けないから   恥ずかしいから 笑っていたら何とかなるって思ってた 何ともならないや   悲しみも   淋しさも   情けなさも   恥ずかしさも 無理して笑ってみても どうにもならないや

  • 覚悟

    夕べ決めた覚悟がもう揺らいでいる   さよなら 明日こそ言おうって決めたのに 目が覚めてもう恋しいの そして今夜 また求めて     泣いて そんなこと繰り返すんだろうな

  • Fコード

    君のベッドの上でギターを弾いて 君が笑って 僕は心底幸せだった 苦手なコード誤魔化しながら弾いて 君が笑うから 僕は心底幸せだったんだ Fコード 今では弾けるんだ それなのに君が居ないんだ ギターが下手でも僕は 君が笑って一緒に居てくれたら それだけでよかったのに

  • 夏至の夜

    見上げた夜空は水墨画 空の色と雲の色 濃淡で描かれ闇はない 雲の切れ間 輝く星は希望 今日は夏至

  • 苦悩

    お前は何を考えてるんだって 怒られるけど 多分 あんたより色んなこと考えて あんたより色んなことに悩んで あんたより色んなことが分からなくて 多分 あんたより必死に生きている

  • モザイク

    透明な液体の波紋の様な 或いは、 琥珀色の冷たい紋様の様な 君は、 どこもまでも自由で どこまでも残酷で どこまでも愛おしい 深く入り込んで迷う森の中で やっと見つけた楽園の 秘密は、 限りなく儚く 飾られた空虚のモザイク どこに どこで 誰が 誰を 失くしたピース ひとかけらの想い 永遠に埋めら... 続きをみる

  • 隙間

    彼の寂しさと 私の寂しさが 共鳴して 出逢って 互いの寂しさ埋め合った 夢中で求め合って それを愛だと思ってた 確かに愛 それは間違いではないのだけれど それは間違いではないのだけれど

  • 自分の事では泣かない君が

    自分の事では泣かない君が 初めて僕の前で泣いたのは 僕の為だった 今だから言うよ あの時から僕は 君に恋してる

  • 表面張力

    我慢して   我慢して       一滴    堪え切れなくなる

  • 雨の線

    雨粒が風で流れて線を描く その濡れた跡をぼんやりと眺めていた なんで今、独りでいるんだろう 君は何処にいるんだろう 雨は強さを増す 鳥が飛んだ 二羽だった 変だな、涙が出そうだ 大きな窓ガラス 次々と描かれていく線 ただぼんやりと眺めている

  • 若者

    疲れたな 面倒な事ばかり 気を遣う事ばかり 生きるって疲れるね あの娘はなんであんなにキラキラしてんだろ 素敵な娘だよ だから鼻につくんだ わかってる 偏屈者の戯言だよ 本当は物凄く羨ましいだけさ それにアイツはなんであんなに爽やかなんだろ 良い奴さ とってもね だからこそ妬ましいんだ 持て余して... 続きをみる

  • 必然

    嬉しいことがあった朝 悲しいことがありました 涙を我慢した夜 ほのかな温もりに安堵しました 冷たい言葉に傷ついた昨日 恋しい人に出逢いました すべてが無駄ではなく すべてが隣り合わせに すべてがそうなるように つまりは必然 どんなにこの想いが切なくても

  • 結び目

    何度結んでも 何度結んでも 一度切れた糸は戻らない 何度結んでも 何度結んでも ほどけてしまう簡単に 固結びして 固結びして ぎゅっときつく結んで それでも 引けば引くほど結んだ所から 切れやすくなる 一度切った糸は戻れない どんなに後悔したとしても 戻せない

  • 捨てる場所

    山ほどに溜まった、   哀しみの捨て場所が、     分からない。                    

  • 青い恋

    夢中で恋をした 熱病にかかったみたいに 青くて 眩しくて 果てしなく 切ない恋だった

  • あふれるもの

    晴れの日なのに 雨が降る   雨が降る    雨が溢れる  雨が溢れる        雨が溢れる こんなに我慢していた自分自身に呆れる 溢れる     溢れる   雨が溢れる

  • スマートフォン

    スマートフォンを持つ手が 全然スマートじゃない 卑しい目で 底意地の悪い思考してること ちゃんと見抜いてるわ スクープ狙ってるその足元 すくわれないように 気をつけなさい レンズ越しなら手も届かないと 安心してたらいけないわ その残忍な笑い顔を 大人しそうな仮面の下に隠していたって 露呈するのも時... 続きをみる