足取りは重い もう家に帰るだけなのに もう家に帰るだけだからか 帰っても何も無い ただ寂しさが広がっているだけ だったらこの雑踏に紛れて 心を誤魔化し 寂しさ紛らわせられるような 歪んだ錯覚にまかせていたい なのに風が冷たい 心の底まで冷えていく感じ だから秋は嫌い
2024年9月のブログ記事
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私が留めておきたかったもの 私以外の誰かには無意味なもの そんなもの だけど とっても綺麗だったの 紫紺色の遠い空 あの人にも見せたくなって それは叶わなくって だから ちょっと泣いた 紫紺色の遠い空
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僕にだけ見える花の精が 君にとてもよく似ているんだ 触れたくなるけど 決して触れてはいけない 捕らえたいけれど きっと消えてしまう だから 今日もそっと覗くように 愛でて満足しているんだ 僕にだけ見える花の精は 君にとてもよく似ているんだ
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雨の音に癒やされている 雨の音に抱かれながら 雨の音に泣かされている それは優しく それは切なく 雨の音に救われている 雨の音に抱かれながら 雨の音に泣かされている
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重ねた色 哀しく濁っていく 流れる涙と混じり合って それは嘘? それとも核心? 正解など何処にもないけど それでも探す 迷いながら 間違えながら たった一色 そこにある真実 そこにだけある気がして
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泣きたくなるような雨だから 心のままに泣きましょう 誰にも責められることなく 誰を責めることもなく 泣きたくなるような夜だから 心のままに泣きましょう
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空の色にも雲の形にも 吹き抜ける風にも 新しい季節を感じる あなたを思い出すのはこんな時で 季節は巡っていくのに 私は立ち止まったままで それが妙に哀しいの あなたを忘れることも出来なくて この深い夜を またどうやって過ごすのか それが私の大きな課題 あなたを思いながら考えていく
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また夢を見て また泣いて また恋しくて また泣いて 昨日の風の中で また泣いて 今日の空を見て また泣いて 明日の希望がなくて また泣いて 泣いて 泣いて 泣いても 涙は枯れない
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私はここで泣いているから あなたは先に行ってて そのまま消えてしまっていいから 私はここで泣いていたいから あなたは先に行ってて そのまま会えなくなってもいいから 寧ろ それを願っているから あなたは先に行ってて 私をここで泣かせていてよ
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冷たいままでいい 冷たいままでいい あなたの態度も 私の体温も 冷たいままでいい 冷たいままでいい どうせそのうち どうでもよくなる 冷たいままでいい 冷たいままでいい 後腐れなく 消えていくだけだから
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何も聞こえない雑踏の中 きっと雑音で賑わっている 私には何も聞こえない 恋しいあなたの声だけは どんな時も聞き分けられる それ以外は必要ないから 何も聞こえない雑踏の中 泣けるほど静かな街に私ひとり
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サンダルのまま出てきたわ それをとても後悔している 夜風は秋 突然の秋 追いかけてくる人はいなくて かかってくるはずの電話もない 行く場所なんてないのに サンダルのまま出てきたわ それをとても後悔している
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もう分かった もう分かったから 離して これ以上は時間の無駄だから ありきたりな言葉を言うわ 「お互いのため」と いつか思い出話で笑える日が来たら きっとその時に また言えるわ 「愛していた」と
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すべてが消えた時に すべてが終わって 溜息だけを置いてきた 涙は出なかった 淋しくはあったけど 涙は出なかった これから歩く ゆっくり歩く 前だけ向いて 自分のために ゆっくり歩く 後ろは見ない
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君はいつも切なくさせるね それでいて優しいね 君と僕の間の 特別な空間は 君と僕だけの 特別な愛だ 近付くほどに傷つけ合って それでいて優しいね 君と僕の間 特別な愛だ 離れないよ 離さないよ 他の誰にも 邪魔はさせない
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善いことも 悪いことも 同じくらいに あるんだってさ そんなら 善いこと そろそろあっても いいんじゃないかな もう悪いことは なくてもいいと 思うんだけどな 善いことも 悪いことも あるんだけど 圧倒的に 悪いことのほうが 多くて困っちゃいます
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あなたの幸せを祈ってる そう言った私の言葉は嘘じゃないはずなのに あなたが幸せになったら嫌なの 私以外の人と 幸せになったら嫌なの それが本音で 嘘じゃないのに 嘘を言ってたのが すごく嫌い こんな女じゃ無理よね あなたと幸せになるなんて 所詮無理な話だった
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痛みを知っていると言うのなら どうして人の痛みが分からないの 傷ついてきたのなら どうして守ろうとはしないの あなたの言葉には 同情も共感も感じられないから さよならは言わないけれど きっともう会うことはないのでしょう あなたの痛みも傷も 私には癒やすことが出来なかったの
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多分それより優しくて 多分それよりは辛い 根拠はない ただの感覚 だが 多分それも正しい
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隣を歩く君の爪先を見ていた 見惚れていた 僕と同じ歩幅速度で歩いているのに 君はまるでダンス 軽やかにステップ その先には 明るい未来しかないかのようで その爪先を見ているだけで とても明るく楽しい気分になる 隣を歩く君の爪先を見ている 見惚れている
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目の奥でもなく 空の向こうでもなく 風の吹く方でもなく 街角の人混みの中でもなく どこなの ちくちくするところ 堪えきれない涙が いつの間にか溢れてしまう 痛みなんてとっくに忘れたはずなのに どこなの ちくちくするところ
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君が呼んでいる 嫌だと嘆きながら 泣きながら呼んでいる 辛いと嘆きながら 叫ぶように呼んでいる 絶望を 更に苦悩を 救いきれない悲哀を 君が自ら呼んでいる 嫌だと嘆きながら 泣きながら呼んでいる 辛いと嘆きながら 喚きながら呼んでいる 僕を遠ざけて 君が引き寄せるものは 君そのもの
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猫の目 今日の天気 君と同じ キュートに気まぐれ 惑わす 読めない だから惹かれる 振り回されて 追いかけられて 思うツボ それはどちらの? 期待はしない それでも訊くよ 一応ね 訊いてみるさ 明日はどうなの? 僕は暇だよ 相変わらずね 君に夢中さ