夏空
ころんとした姿のまま 道端に転がっている甲虫 もう動かない 愛しい相手と交われたのだろうか 最期に青い夏空は見れたのだろうか 生を受けてから最初で最期の夏空を
綴ってます
ころんとした姿のまま 道端に転がっている甲虫 もう動かない 愛しい相手と交われたのだろうか 最期に青い夏空は見れたのだろうか 生を受けてから最初で最期の夏空を
泣いたのは 嘘 理由なんて 別にない そうね 暇だったから あなたの全関心を 私にだけ向けたくなった 貰えるはずもない愛情を 欲しいと思ってしまったから でも 涙なんて 嘘 理由なんて 別にない 吹けば飛ぶような 真実は 一息で飛んでいったから 今あるのは 全部嘘
憧れのまま眠る 次の目覚めまでの 永遠の中のほんの一瞬 青い薔薇はそのままに 冷たい月に横たえて いつかの夢 永いさよなら あなたは 嘘をついたまま ずっと優しいままで 拒んだ唇 求めた指先 横顔は光と影 次の日の朝は雪の色 あれから私 憧れのまま眠る 次の目覚めまでの 永遠の中のほんの一瞬 青い... 続きをみる
まだ綺麗に咲いていたのに きっと まだまだ綺麗に咲き続けるのに 自ら 手折ってしまう 安い硝子瓶に差し込んで 満足気に置いてみるけど 泣いている 枯れる前に 萎れる前に 種も残せず 腐っていく その姿は痛々しくて 何度も繰り返す後悔と自問 もう触れないと誓うのに 自ら また 手折ってしまう
孤独に震えそう でも耐えている 誰にも声をかけられぬように 誰にも悟られぬように 僅かな自尊心 否 違う 心底拒否してるだけ 何に? 何を? よく判らない 惨めな夏は終わる前に 残酷に辛辣に傷を遺す ならば せめて もっと深く深く深く えぐりとって消え去って
アナタは、ちょっぴり冷たい人ね そして、ちょっぴり哀しい人ね だけど、時々優しいから ワタシは、すごく、アナタが好きよ
疲れて 泣きたくなったよ そして チョコレートが食べたくなった それよりも もっと欲しいもの あなたの抱擁 きっと それで回復できる
月も 星も 見えない夜でも あなたと 一緒なら キラキラしていた 今にして思えば 恋だった 友達でいたら ずっと一緒でいられると そう思ってたけれど 友達でも 恋人でも 運命通り 別れはくるものね 月も 星も 見えない夜 当然 あなたもいない夜
ひらひらと揺れる尻尾は 呑気に泳いでいるわけじゃなくて だけど、 それは、 人の知るところにはない 同じように私の憂鬱も 整った眉からは 読み取ることは出来ないでしょう それでいいの 窓辺の花が枯れそうよ あんなに愛情注いだのに だから、 もう、 それでいいの
あ。 忘れてった 飲みかけのレモンティー 明日の朝飲むよと冷蔵庫に入れたやつ 美味しいと言って飲んだ微糖のやつ 飲まずに行ってしまった あ。 そっか 忘れてったんじゃないのか 置いてってくれたのか 飲みかけのレモンティー 飲んでいいよと私の分を 丁度半分 美味しいと言って飲んだ微糖のやつ
次の晴れ間を待って恋をしよう いつまでも泣き続けることにも飽きたから 真夏の空の下 麦わら帽子とサングラス それと新色リップで恋をしよう まだ間に合う夏のときめき 新しい出会いに素足でステップ 悲しい思い出脱ぎ捨てて 綺麗な私で恋をしよう
束の間だから輝くの わかっているの あなたが他の誰かを好きなのも 夢のような時間だから これは夢だと思うから 今だけ 今だけは このまま夢に揺れていたい 隣に並んでいるだけで 私は永遠の夢を見る
朱が滲んで傾いていた 闇の色も優しく見えた たぶん 初めて見るのに なつかしい気がする 鬼灯の道 遠い日の記憶 夏の甘い匂い 悲しかった思いも いつか 優しくなるだろうか
取り消したメッセージが 本当は 一番伝えたかったこと 見てほしくないけど 気づいてほしい そんな小賢しさが 実は一番嫌い わかっているのにね わかっているのにさ 熟考前に指先は決行している 後悔とも言えない 微妙な気持ちを何度も繰り返し あぁ また今夜も
日焼けの跡にあなたの匂い いつまでも耳に残る波の音 砂浜は思ってたほど白くないのに 思い出の中では真っ白 空は青 空は青 どこまでも空は青 海の蒼と交じり合う空の青が いまでも私の空 あなたと私の夏の空色
掬っても掬っても 零れ落ちていく 掴んでも掴んでも すり抜けて飛んでいく 虚しさも諦めも 当然通り過ぎて 雨は そんな私に追い打ちをかける 恋も愛も 冷める前に消えていく それでも、やっぱり、 愛してる愛してる
思ってないよ そんなこと 思ってない なのに 思ってない思いが 伝わってしまうのは 誰の思いなの?
会いたい気持ちが 熱いまま溢れて 冷たくなって 流れていく涙 美しく醜く コントロールできない 泣くだけ泣いたら 落ち着くよと 何も知らない人は言うけれど 不意にいつ 溢れ出すかは コントロールできない
暑さに狂い啼く蝉は その短い命の限りを知らず 恋に生きて燃えていく その儚さと懸命さに とても憧れる そんな風に生きられたら 私も 燃え尽き果てていい その時は 出来ればあなたの腕の中で 来世の夢を甘く遠く感じながら
受け入れられないサヨナラを なんとか呑み込んではみたけれど 消化しきれないまま現在に至る
朝の静けさを打ち消したのは 一斉に鳴きだした蝉 安心して眠れるわ 青いシーツの海と カーテン越しの太陽は優しい 漂うように 流れるように 歌うように 夢見るように 蝉の声は懐かしい夏の色 目を閉じた奥でだけ蘇る夏の色 安心して眠れるわ
あなたの言葉で あなたの声で 聴かせてほしいの 愛の囁きを 不安な夜も 涙の朝も 消してほしいの 愛の囁きで 信じているけど 怖くなるから 言ってほしいの 愛の囁きを
逃げた虹を追いかけて 道を失ってしまったよ 掴める気がしてた どうにでもなれると信じてた 未来を変える力なんて微塵もないくせにさ 君に虹を見せたくて 夢中で追いかけたよ ずっと二人で笑っていたくて 過ちだらけの暗い過去さえ消えると思いたくて 気が付けば道を失っていたよ 一緒にいた君さえいない