Voice of the heart

綴ってます

手折られた花


まだ綺麗に咲いていたのに
きっと
まだまだ綺麗に咲き続けるのに
自ら
手折ってしまう


安い硝子瓶に差し込んで
満足気に置いてみるけど
泣いている


枯れる前に
萎れる前に
種も残せず
腐っていく
その姿は痛々しくて


何度も繰り返す後悔と自問


もう触れないと誓うのに


自ら
また
手折ってしまう

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