Voice of the heart

綴ってます

2019年2月のブログ記事

  • 好き

    一度も好きと言ってくれなかった あたしのこと好きなくせに なんなら愛してたくせに あたしに何度も聞いたくせに あなたは一度も言ってくれなかった

  • 言ってよ

    いつか こんな自分を許せるかな 大丈夫だよって 笑えるかな 愛され方を知らぬまま それでも誰かを愛せるかな 大丈夫だよって 誰か言ってよ

  • 蜃気楼

    それはまるで蜃気楼 手を伸ばせば届きそうなのに 揺らめく虚像は妖しく あの春の桜は今でも胸に あなたの声も蜃気楼 忘れえぬ夢の途中で囁いたのは 最初で最後の愛の言葉 もう一度名前を呼んで 愛してるよりも私の名前を それでサヨナラ 永遠に愛したまま

  • 眠れぬ夜の恋人達

    本当の哀しみを まだあの頃は知らなかった 眠れぬ夜の恋人達は 現実逃避で笑い合って 朝を迎えて キスをして やがて来る離れ離れの街の景色など まだあの頃は知らなかった

  • 果実の恋

    秘密の奥のほうで ぴったりと重なって 絡み合って 溶け合って そして堕ちていく 潤った果実は甘く 芳醇な香りで また夜に誘う 言葉はいらない 目配せするだけ 言葉はいらない 答える代わりに零れる吐息 今このときだけでも 恋と呼ぶ

  • 二月氷

    薄い薄い紙のような氷 触れたくて でも、 触れたらきっと壊してしまうから その哀しみに耐えられそうにもないから 空を見上げた

  • 黒い犬

    愛してるの言葉だけじゃ 伝え切ることなんて出来ないから だから黙った それを責められても 反論する気もないから 尚更黙った

  • 雪と小鳥

    汚れて冷え固まった雪塊が 陽だまりでゆっくり解けていくように 私の心も 梢で赤い実を啄む小鳥が 次の瞬間自由に空へ羽ばたくように 私の心も なにものにも縛られず 奪われず 何処までも透明でありたい 春を感じた日に そんなことを思った

  • 待つ

    あなたの帰りを待ちわびて こんなに月日が経ってしまった もう帰って来ないことは とうの昔に分かっていた なのに私はまだ待つ 期待とか 諦めとか 迷いとか そんな思いは既にない ただ待つ 私の顔を見て 安堵するあなたの顔を ばつ悪そうに 照れ笑いするあなたの顔を 私は待っている

  • どうにもならない

    あぁ  寂しさなんて どうにでもなるものだと思っていたけど どうにもならないんだと 身に染みて分かったからって ほんと どうにもならないんだな

  • 別々の明日

    君と一緒に過ごした季節は 何度巡ったのだろう 別れが来ることは 必然だったし 特別感情的になることもないんだけど だけどねぇ 想いだすと涙が出そうだよ 悲しいのとも違う 淋しいのとも違う そんな単純な物じゃなく もっと深くて 複雑に絡まってて 言葉にはし難いんだけど だけどねぇ 言葉で伝えようとす... 続きをみる

  • 荒波

    君はまだ知らない 本当の優しさってやつを 甘ったるい馴合いごっこしか 君は知らないだろう 君はまだ知らない 世間の荒波ってやつを だけどその荒波な中にこそ 本当の優しさが漂っている もがいてもがいて 溺れて死にかけて やっと見つけてみろ 大丈夫だ 人はそんなに簡単には死なない

  • わかってほしい

    人がどんな気持ちでいるかなんて わかるわけないし わかってもらえるとも思ってないけど あなたには わたしの惨めさ 爪の先ほどでいいから わかってほしい わたしがどんな哀しみ抱いて生きてきたか 出来る限りの想像力で わかってほしい あまり期待はしていないけど 爪の先ほどでいいから わかってほしい

  • わざと

    わざと冷たく言った あなたがこの先 私をすんなり忘れるように それが私の優しさ

  • それだけです

    いつものスーパーの いつもの棚 いつもは買わないチョコを買った それだけです 彼が今 どんなチョコを食べているかなんて 知るはずもない 冷えた一人の部屋でも 少しだけ ワクワクさせてくれたチョコの箱 それだけです

  • ちゃんと

    おかしな気分で 危うくなりそうな私を ちゃんと止めてほしい 人ってね 淋しいと おかしくなるんだよ 簡単に 転げてしまうんだよ わかってても 堕ちていってしまうんだよ だから ちゃんと見てて ちゃんと止めて できれば ちゃんと愛してください

  • shock

    あんなに夢中に あなただけを愛して もう二度と こんなに深く人を愛せないと どんなに離れても 時が経っても 忘れることなんてないと そう思っていたのに あなたを想い出さなくなっていた そんな自分になっていた

  • うつつのゆめ

    うとうとと うつつに みたゆめは あなただった

  • 枯渇

    傷む足先 疲れたのは思考の方 夢中で這いつくばり 必死に搔き集め それで何が残る 癒し求め 拒絶され もう涙も出ない     もう涙も出ない だから何も言わない 夢の扉は今夜も開かず おやすみなさい

  • 信じたいもの

    見つめあった回数よりも 夜通し語り合った温もりを 私は信じたい

  • ホームにて

    そんな風に笑わないでよ 私は全然笑えない そして何も言えない 言いたいことは山ほどあるのに だけど最後の言葉は言いたくない またねって言うのが精一杯 どうか気が付いてほしい 複雑な私の気持ち でもあなたはきっと もう私を見ない あなたはあなたの明日を見てるから

  • あの頃の涙

    あの頃なぜ あんなに泣いていたんだろう 彼を想うだけで とめどなく涙 溢れていたっけ 知らない世界を教えてくれた 彼の世界を見せてくれた 自分の世界を信じさせてくれた 振り返れば 素敵なことを沢山 残してくれたのに 思い出は優しいのに きっとあの頃の涙は 弱い自分を流すため 少しは強くなれたかな

  • ゆうべのこと

    どうして急に 電話なんかかけてきたの 戸惑いながら どこか嬉しい自分に 哀しくなったのは ゆうべのこと 話すことも無いのに お互い切れなくて つくづく呆れながら 夢かもしれないと思った

  • 苦笑い

    まだ冬の寒さだね だけど暦の上では春らしい たしかに日は伸びたよ 街は赤いリボンとチョコで華やかだ なぜだか君の髪の匂いを思い出して 自分自身に苦笑いしているよ

  • 金魚

    君がいなくなったらきっと 金魚も泣くよ そう言ったら 君は笑ったけど 本当だよ 金魚も泣くんだよ

  • いつもいつでも

    いつもいつでも 愛しているよ だから いつもいつでも 忘れていいよ

  • いちばん

    なんでも言い合えるなんて嘘 いちばん言いたいことが いちばん言えない いちばん側にいて いちばん遠い いちばん好きなのに

  • 夕焼け涙

    ひとりになりたい。と君は言った それもいいかもね。と僕は答えた 君の気持ちは分かったし 多分、 僕の気持ちも伝わっていただろう その日の夕焼けはとびきり綺麗で 堪え切れず涙が出たよ 夕焼けのせいにしたけど 本当は悲しくて泣いたんだ

  • おかしな君との日々

    おかしな君との おかしな日々を 時々思い出して 時々笑っているよ おかしな君との おかしな日々を 時々思い出して 時々泣いているよ おかしな君との おかしな日々は どんな高価な物にも 到底敵いはしない 宝物だよ ずっと ずっと