違う方向
あなたと私
同じ場所にいたのに
それぞれ違うものを見ていたね
それでよかったのに
それでいいと思ってたのに
踏み出した一歩の
方向も全く違ったね
まさかそれで
もう会えなくなるなんて
あなたがどこを見ていても
あなたの笑い声
あなたの匂い
あなたの気配
あなたの機嫌
感じて安心してたのに
違うものを見ていることが
なんとなく許せなかった
信頼とか
愛だとか
甘いこと言い合っていても
私はいつも不安で
試したの
あなたが
私を追ってくれることを
まさかそれで
もう会えなくなるなんて
まさかもう
二度と会えなくなるなんて