Voice of the heart

綴ってます

泥砂


教わってきたことは
なんの役にも立たず
泥だらけになって
這いつくばって
惨めになって
やっとやっと立ち上がった時に
掴んでいたモノ達だけが
私を認めてくれた



離さないように
失くさないように
必死に掴んでいたのに
見る見るうちに
カラカラに乾いて
風に消えていく




ほらね


もうないよ

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