Voice of the heart

綴ってます

春の底


ただ好きってだけで
ただ一緒にいられるだけで
幸せになれると信じてた


あれは遠い夢の日々
優しい時間の中で
運命を信じてた


なにも理解をしていなかった
あなたを分かっていなかった
同時に
あなたも私を分かっていなかった


悲しい歌も二人で聴けば
深い雨の夜も
寒い春の底も
平気だと思えてた


全てが嘘になっても


今でも


嫌いにはなれなくて


私はまだ寒い春の底です

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