Voice of the heart

綴ってます

無名


「終わりはあなたの腕の中で」
そう願うけれど


空飛ぶ前に落っこちて
 知らない誰かに踏みつけられて
  蹴飛ばされるのがオチ


それでも花咲く土の元に
 還れたらいいのだけれど


きっとそれさえ叶わない


硬いアスファルト
 冷たいコンクリートに囲まれて


「終わりはあなたの腕の中で」
そう願うけれど


せめて風に吹かれて
 塵になって綺麗に消えれたら
  上等なのだとわきまえている

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