Voice of the heart

綴ってます

コロッケ


毎日が当たり前で
当然明日もその毎日のはずだった


急に真っ暗になった世界は
ただ君がいないだけで
生きている意味さえ見失いそうだ


喧嘩しても
揚げたてコロッケで仲直りできた


つまらないほどの平凡が
どんなに尊く有難いことか
知っている風でいたけれど


嫌ってほど今
身に染みている


形の揃っていない揚げたてコロッケ
あんなに美味かったのに
思い出すだけで
涙の味がするよ

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