Voice of the heart

綴ってます

無口な二人


あなたの小さな溜息が
振動して私を不安にさせる


切り刻んだ今を風に飛ばして
私の憂鬱を消してしまいたい


闇に降る雨は見えないのに
確実に濡れていくように
平気だったはずなの心が
哀しく傷ついていく


「どうして」が湧いてくる


溜息が感染していく
憂鬱も同じように


溢れる想いはあるのに
無口なままの二人


雨の夜が深く延びていく

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