仕事人の溜息
なんでもないようなことを
大袈裟に騒ぎ立てて
かと言って
自分は解決しようとはしない
それでもなんとかなってる人
どうしてそれが許されるのか
心底理解できない
そうやってやってきて
これからも
そうやってやっていく
常に気にしているのは
人の目じゃなく
鏡に映る自分で見る自分
髪型だったり
肌艶だったり
そうね
清潔感は大事だけれど
そんなんで片付く仕事は
どこにもないのよ
私もそんな風になれたら
どんなにか気楽でしょう
溜息混じりの諦めと羨望と
微震な怒りと絶望を
どうにか収め平然を装って
さて、仕事だ