Voice of the heart

綴ってます

名前のない季節


思い出した




あなたの優しさに泣いた夜




思い出したら


また泣けた




あなたと過ごした季節は


一瞬過ぎて名前がつかない




独りぼっちのあなたと


独りぼっちの私で


淋しさを埋めようとして


埋めきれないまま




桜が咲きだした夜




あの日以上に綺麗な桜を


私はまだ知らない




秘密になった約束は


いつしか忘れていたけれど




思い出した



あなたが恋しくて泣いた夜



思い出したら


また泣けた

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