Voice of the heart

綴ってます

泥水


私は違うって思っていた



私はずっとずっと上の方の
清い上澄みだけ掬っていた



僅かでも
清く澄んで美しいと思っていた



絶対底には沈まない
そこへは決して交わらない



だから私は違うんだって思っていた



思っていたかった



でも気付いてしまった



あぁ



私も一緒



そう



私も同じ



上だろうと下だろうと



所詮泥水の中

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