優しかったのブログ記事
優しかった(ムラゴンブログ全体)-
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オレンジ色の街灯は なぜか懐かしくて ほんのり切なくて 遠い遠い夏の夜を思い出す 雨はまだ降っている それでも思い出すのは 真夏の青空と オレンジ色のハイビスカス 今よりも少しだけ 優しかった夏があった あの頃の 憧れていた大人に 私はまだなれていない
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雨の音に呼び止められて そのまま立ち止まって 濡れていた 髪も肩も 足元も 濡れるままに任せていた 慰めが欲しかったわけじゃないけど 春が優しかったから そのまま立ち止まって 濡れていた 泣かせてくれた春の雨は 私に優しかった
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私はまだ あの日の空を探してる いつまでも 駄目な私のままで 悲しかった季節 優しかった君 あの日があったから 私は強くなれたけど 懐かしくて 恋しくて 私はまだ あの空を探している 雲一つない 青かったあの空を
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優しかったあなたが 今は他の誰かに 優しくしてもらっていますように。と そう思えるまでになりました 道端に固まった雪氷が 溶けてアスファルトを染める 風が春のようで 陽射しが眩しくて暖かで だから あなたのことを思い出しました
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冷たい手が好きだった 冷たいのに優しかった とても大きくて安心した 私に触れるその手が 大好きで愛しかった 離さないと誓ったのに 離れないでと願ったのに もういない あなたの手 忘れられなくて 捜してしまう 求めてしまう 待ってしまう