そうだね 君は白 何色にでも染まり 何色にでも変わる 決して純白ではなく 不純な方だね 君は白 混じり気だらけの 不純な白
白のブログ記事
白(ムラゴンブログ全体)-
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ピンと張り詰めた空気の中で ドクンと脈打つ気持ち 全てが透明に見える世界で あなたの吐く息だけは 確かに白くて そこに私の白も混ざって 一気に色づく世界 始まったばかりの恋は 冷たい季節を ふわっと暖かくする
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意味のない言葉を ただ紡いでみる 意味のなかった言葉が 無意識にも全部 貴方へ繋がっていた そこで涙が メランコリックに空を見る 深い青 眩しい白 あれから何年 ちょうどこの日 貴方を思い出す
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また風が一段と冷たくなったね 深くなる白も冷たいね 繋いだ手 手袋越しに伝わる温もり こんなにも白の中で きっと白だから 愛を叫びたくなる
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あなたを想い見あげる空は どこまでも広く 雪降る景色も 泣きそうなほどに懐かしく かじかむ指先に 吹きかける息の白ささえ 美しいと思えた 気掛かりなことは ひとつだけ あなたは今 元気でいますか 私は今もあなたを想う この白い白い景色の その真ん中で
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一輪だけ咲いた花 私を慰めるように 微笑むように 白く咲く 私は大丈夫 そう呟くけれど 強がりでしかないから 泣く程じゃないけれど やっぱり惨めだね 強がりの大丈夫が いつか本当に ちゃんと大丈夫になるのかな 一輪だけ咲いた花 私を慰めるように あの日の雪のように 白く咲く