開いたばかりの花びらが 一瞬で風に散らされていく 惜しげもなく潔く 散り際の花が一番綺麗だと 教えてくれたのは今は亡き人 だから余計に慈しむ 春はまだ先 静かに想い出を辿る夜
花びらのブログ記事
花びら(ムラゴンブログ全体)開いたばかりの花びらが 一瞬で風に散らされていく 惜しげもなく潔く 散り際の花が一番綺麗だと 教えてくれたのは今は亡き人 だから余計に慈しむ 春はまだ先 静かに想い出を辿る夜
花びらも 想いも 風に飛ばされていくのなら せめて せめて あの人の髪に 肩に 足許に 届けてほしい どうせ どうせ 消えていくのなら 最後は あの人の許で そんな儚い願いも 一瞬で飛ばされてしまう 春の風に
眠る桜の花を起こして 月夜の散歩に出かけたら いつかの涙が花びらになって 流れていく様子が ひらひらと きらきらと 想い出の向こうに消えていった
意味はないからこそ そこに意味を持たせたいと思った どうでもいいことだよね 自分でも呆れるよ なんでもいいから 理由が欲しかった 大袈裟に言えば 明日を生きるための理由 花びらが舞い散る前に 見つけられたらいいな