憧れの色
花瓶の代わりに
ペットボトルに活けた花
アンバランスに傾いてる
どうするんでもないけれど
大きな蕾を眺めて
優しい気持ちを取り戻したい
部屋中を満たしてく甘い香りに
思い出される懺悔が
胸の奥の方でツンとするけど
それさえも許してほしい
もしも今
涙が流れたら
自分の中に沈殿されたヘドロが
浄化されていくのかもしれないけれど
泣き方も既に忘れてしまっていて
感情が死んでしまったことを
痛感してしまったんだよ
それが一番
悲しい事かもしれない
花瓶の代わりに
ペットボトルに活けた花
アンバランスに傾いている
どうするんでもないけれど
大きな蕾を眺めて
優しい気持ちを取り戻したい
花は純白
君が好きだった色
僕には永遠に憧れの色だよ