無垢なふたり
一緒にいるだけ
ただふたり
一緒にいるだけで
心細さとか
生き辛さとか
他人の目とか
とりあえず一旦置いといて
特に話すことはなくても
一緒にいるだけで
なんとかなるだろって思えてた
そんな君だから
こんな僕だから
互いの柔らかい無謀さを
補い合うように
一緒にいたんだ
まだ恋とか知らない
無垢な心で寄り添いあった
常に好きしかない選択肢
当たり前に一緒にいるだけ
男とか女とか年齢とか
そんなんどうでもよくて
一緒にいるだけで
なんとかなるだろって思えてた
なんとかならなくなった時
初めて泣いた
そこのあるのは無知と弱さだけ
一緒にいただけ
ただふたり
一緒にいただけで
あんなにもあったかかったのに
何も守れなかった
まだ恋とか知らない
無垢な心だけのふたりだった