Voice of the heart

綴ってます

金木犀の道


無意識に近道を選んで


気付けば遠回りをしていて


一見無意味なようで


でもそれは


金木犀の香りに出逢った時に


このためだったんだと腑に落ちる


無抵抗のまま蘇る記憶は


この香りのように甘くて


絶対的に優しくて


涙が滲む理由として充分過ぎた

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