Voice of the heart

綴ってます

雨よ


私の代わりに泣いてくれる雨よ



静かに地面を
 木々を
  街を濡らして


お祝い騒ぎの人々をも
 そっと濡らして


私を慰めてくれる雨よ


何処行くわけでもなく
窓から外を眺めては
叶わなかった夢を思い出し


 ため息ひとつ


その僅かな音を消してくれる雨よ


私の代わりにもっと泣け

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