Voice of the heart

綴ってます

雷雨


雷鳴と共に見た夢は
微かに匂いまで連れてきた



それが
嬉しくて
嬉しくて



窓いっぱいに広がる閃光は
とても美しく
見惚れてしまう



そんな話をしたら
「俺も」
と言った



それが
嬉しくて
嬉しくて




いつまでも眺めていたいけど
やがて夏の太陽が戻ってくる


二人を引き裂くように





過ぎ去った後の静けさ
一面の墨色の風景
その中で
触れられぬ手を伸ばす



貴方を捜して

×

非ログインユーザーとして返信する